バイキング・エデン(バイキングクルーズ) 招商伊敦(ZHAO SHANG YI DUN) 全長：228.2m 幅：28.8m 総トン数：47,842トン、建造：2017年 旅客定員：930名、乗組員：480名

		入港	出港
1/9	神戸		16:00
1/10	別府	11:00	20:00
1/11	関門海峡	2:30	4:00
1/11	釜山(韓国)	12:00	19:00
1/12	関門海峡	2:45	3:45
1/12	細島(宮崎)	13:30	22:00
1/13	高知	8:00	18:00
1/14	神戸	7:00

2025年の年始にバイキング・エデンのショートクルーズに乗船しました。バイキング・エデンはバイキングクルーズと中国企業との合弁の会社が運航し、正式な船名は招商伊敦(ZHAO SHANG YI DUN)です。船籍は中国・深センです。船名変更を前提に「バイキング・エデン」の名前で販売していましたが、船名変更が予定通りに進まなかった様です。

バイキングクルーズは欧米で評価が高い船社ですが日本で知名度が高くないことに加え、船名・船籍の問題が影響したのか、チャーター以外の日本発着クルーズは集客に苦労している様です。旅客定員は930名なのに今回のクルーズは乗船客数221名です。その内207名が日本人とのこと。乗組員は約400名で乗船客数を上回っています。

果たしてバイキング・エデンはバイキングクルーズの船として満足度の高いサービスを提供してくれるのか、そうでないのか？　実際に乗船して確かめてきました。

①神戸出港(1/9)
②別府寄港(1/10)
③釜山寄港(1/11)
④細島寄港(1/12)
⑤高知寄港(1/13)
⑥神戸帰港(1/14),まとめ
⑦レストラン
⑧船内施設

1月13日(祝・月)

1/13 船内新聞(PDF)

【高知入港】

他の寄港地は午後に入港だったり、午前中でも遅い時間の入港だったりでしたが、高知は朝8:00に入港して18:00に出港する、観光するのに都合の良い時間設定です。

正面に桂浜と浦戸大橋が見える	日の出は7:10

舵を大きく左に取って後進で入港する

昨日の細島より寒さは穏やかですが、デッキに出たりラウンジに入ったりして入港を見守りました。

エクスプローラーラウンジから

後進でアプローチ	旗振りの歓迎行事

間もなく着岸

【ワールド・カフェで朝食】

中華、和食の朝食セットは食べたので、この日はメインダイニングのザ・レストランで洋食セットを注文しようと計画していましたが、なんと今朝はザ・レストランは営業休止。少ない乗船客数がこんな所に悪影響を及ぼしたのかもしれません。

ワールド・カフェで朝食を取りました。画像は1枚だけですが他の料理もしっかり頂きました。左上はリビングルームのあんパンです。

【高知新港】

細島で入国手続きは完了していますが、高知港ではパスポートを提示して税関申告書の提出が必要です。

以前高知新港に寄港した時に見えた岸壁横の盛り土はそのうち撤去されるものと思っていましたが、現在は高知新港高台緑地の名前が付けられ頂上ではカフェが営業しています。

高知新港高台緑地から

【高知の観光】

高知では「はりまや橋バスセンター」まで無料シャトルバスが運行されました。高知の中心部の便利な場所です。
オプショナルツアーは、My Viking Journeyには3種類が掲載されていましたが、船内新聞には記載がありません。満席なのか催行中止なのかは不明です。

オプショナルツアー	料金(＄)
高知の歴史を楽しむ旅	149
高知ツアー	109
高知の坂倉とお城を楽しむ旅	119

バイキング・エデンの停泊位置

【ひろめ市場】

無料シャトルバスではりまや橋に行き、ひろめ市場でカツオのたたきを食べてきました。

はりまや橋商店街	南国土佐を後にして 歌碑(裏側)

現存するはりまや橋は1998年に再建されたものですが現在改修工事中です。はりまや橋の下を東西に結ぶ地下通路に昭和のはりまや橋の欄干が展示されています。

改修工事中のはりまや橋	昭和のはりまや橋の欄干

やいろ亭で塩たたきを食べました。生カツオが食べたかったのですが残念ながらこの日は冷凍のカツオです。

塩たたき

【高知県営渡船】

路線バスで長浜に行き、長浜～種﨑を繋ぐ高知県営渡船に乗船しました。

新川川は高い堤防があり、漁船が係留されている船溜まりは新川川とは水門で隔てられていました。津波対策でしょうか。

水門で隔てられた船溜まり	新川川

高知県営渡船は浦戸湾を横断して、長浜地区梶ヶ浦渡船場から三里地区種崎渡船場までの約600メートルを約5分で結んでいます。渡船の運航は明治初期に始まったとのこと。
現在は1日19便～20便が運航されています。かつては自動車も運んでいましたが、現在は人、自転車、125cc以下のバイクを無料で運んでいます。

種崎渡船場を出港	背景は浦戸大橋

梶ヶ浦渡船場に着岸

現在は1991年建造の龍馬(総トン数57トン)が運航していますが、2025年7月からは新造船の浦戸が就航します。浦戸はバッテリーで動く完全電気推進船です。

梶ヶ浦渡船場

梶ヶ浦渡船場を出港

浦戸湾には複数の造船所があります。一番大きな造船所は新来島高知重工です。

浦戸大橋	新来島高知重工

種崎渡船場に着岸

種崎渡船場も堤防で囲まれています。

種崎渡船場

種崎渡船場からバイキング・エデンが着岸している岸壁まで歩きました。距離は約4Kmです。お昼になると暖かくなり、ダウンジャケットが邪魔になりました。

浦戸大橋の下をくぐる

【キッチンツアー】

船に戻って、キッチンツアーに参加しました。バイキング・エデンのキッチンの裏側が見られるツアーです。

清潔感あふれるキッチン

ナプキンやカップ類	大きな鍋

キッチンはデッキ１にあります。デッキ２にあるザ・レストラン(メインダイニング)へはエスカレーター(上り)と階段(下り)を使用して料理や食器を運びます。またデッキ７のワールド・カフェとを結び専用エレベーターもあります。

エスカレーター(上り)	階段(下り)

壁には各メニューの盛り付けサンプルが貼られています。

マンフレイディーズのメニューサンプル

アフタヌーンティーはA、B、Cの3パターンあるみたいです。

アフタヌーンティー(Cセット)

TVパネルには各メニューの仕込み、注文、提供状況が表示されています。またメニュー毎のアレルギー食材の使用有無も表になって貼られていました。

仕込み、注文、提供状況	メニュー毎のアレルギー食材表

【プールグリルで遅めの昼食】

プールグリルでは午後の時間にハンバーガーや麺類が食べられます。

バイキングバーガー

【ロブスター&ステーキ】

夕食はワールド・カフェでロブスター＆ステーキのビュッフェです。

ロブスター	テンダーロインステーキ

昨夜出ていたエビやカニが今夜も出ています。

カニ	エビ

ロブスターを何度もお替りしました。最初は「しばらくお待ちください」になることがありましたが、途中から順調に出てきました。

Surf & Turf

【バイキング　フェアウエル】

最後の夜にスター・シアターでフェアウエルが開かれました。

総支配人(ジェネラルホテルマネージャ)は見覚えのある人だと思っていたら、かつてFLAVIOと乗船経験があるとのこと。おそらく私が乗船したボイジャー・オブ・ザ・シーズのクルーズにお二人が乗船していたものと思います。

SONOKO、FANG(総支配人)、FLAVIO

スタッフの紹介

後半はバイキング・エデンのミュージシャン総出演のショーです。

ミュージシャン総出演

最後は会場全体で合唱して締めくくりました。

最後に大合唱

①神戸出港(1/9)
②別府寄港(1/10)
③釜山寄港(1/11)
④細島寄港(1/12)
⑤高知寄港(1/13)
⑥神戸帰港(1/14),まとめ
⑦レストラン
⑧船内施設

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