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コスタ・セレーナ(コスタクルーズ) 全長:290m 幅:35.5m 総トン数:114,500トン 船室数:1500室 旅客定員:3780名 就航:2007年 |
航海予定 | 入港 | 出港 | |
6/19 | 金沢 | 15:00 | |
6/20 | 釜山(韓国) | 15:00 | 22:00 |
6/21 | 下関 | 08:00 | 17:00 |
6/22 | 舞鶴 | 14:00 | 22:00 |
6/23 | 金沢 | 07:00 |
ベストワンがチャーターするコスタ・セレーナのクルーズに乗船しました。コスタクルーズとしては5年振りの日本発着クルーズです。
①金沢出港(6/19)
②釜山寄港(6/20)
③下関寄港(6/21)
④舞鶴寄港(6/22),金沢帰港(6/23)
⑤セレーナのショー
⑥セレーナの食事
⑦セレーナの船内施設
⑧クルーズで出会った船
今回のクルーズでは下関だけが、朝入港して夕方に出港する、観光に都合が良い日程です。しかし入港着岸するのが長州出島という下関の中心部から離れている場所なので、交通の便が悪いのが難点です。
前港が韓国・釜山なので下関で入国審査を受けます。入国審査・検疫・税関検査の案内(個別の資料)と、下船案内(船内新聞)が、別々に配布され、どういう手順で手続きが行われ、下船できるのかが直前まで良く分かりませんでした。
船内新聞(6/21) |
着岸するのは長州出島(ちょうしゅう でじま)です。関門海峡の日本海側の入口にある人工の島です。1995年に埋め立てが着工され、2009年から一部施設の供用が開始されています。長州出島と本土との間には長州出島大橋(橋長430m)が架けられていますが、普段は一般の車や人の立入はできません。
関門海峡の西側(日本海側)入口付近を航行中 |
コスタセレーナのレーダーマストには沢山の旗が翻っていて賑やかです。
(1)1代・W・M 旗(関門海峡を西口の六連島東方に向かって航行する)
(2)数字1旗(総トン数300トン以上(優先権あり)の船舶である)
(3)H旗(水先人が乗船している)
(4)Q旗(検疫を要請する)
(5)日本国旗(入港する国への敬意を表する)
(6)イタリア商船旗(船が所属する国の商船旗)
(7)欧州旗(EUに所属する国の船???)
(1)1代・W・Mは出港する時に掲げるべき旗であって、誤って入港時に掲揚したものと思います。本来掲揚すべきは(1)2代・J・Cです。
(1)2代・J・C旗(長州出島に入港する)
(7)欧州旗:コスタセレーナはジェノバ(イタリア)船籍なので欧州旗を掲げているものと思いますが、欧州旗の掲揚規定をネット上に見つける事ができませんでした。
マストに掲げられた旗 |
大きく左に舵を切って長州出島に向かいました。
大きく左に舵を切った | 左に見えるのが長州出島 |
長州出島には客船ターミナルはなく、島内にはまだ利用されていない空地が広がっています。
間もなく着岸 | 左奥:乗船客を乗せる観光バス 右奥:輸出用?の乗用車 |
定刻より30分早い7:30頃に着岸しました。
長州出島には客船ターミナルが無いので、船内のレストラン内に会場が設けられ、そこで入国審査・検疫・税関検査を受けます。結局、船内新聞に記された下船時間の順に船内放送で呼び出しがあり、入国審査・検疫・税関検査を受けて、そのまま舷門から下船・上陸しました。
コース名 | 大人 | 子供 |
秋吉台と秋芳洞 | 15,000円 | 13,000円 |
世界遺産 萩城下町散策と松下村塾 | 16,000円 | 14,000円 |
唐戸市場・門司港レトロ | 8,600円 | 7,600円 |
国宝瑠璃光寺と常永寺雪舟庭 | 14,300円 | 12,300円 |
角島・元乃隅神社 | 14,300円 | 12,300円 |
往復シャトルバス(JR下関駅) | 2,700円 | 2,700円 |
長州出島からはシャトルバスとタクシー以外に移動手段はありません。かなり離れた所を路線バスが走っていますが遠すぎて選択肢には入れられませんでした。
9:15頃発のシャトルバスに乗車できました。シャトルバスは長州出島~JR下関駅を所要時間約20分で運行していました。
下関の路線バスを運行しているサンデン交通の1日乗り放題1dayパスが1,000円なので、シャトルバスの料金2,700円は高いです。クルーズ船の場合は天候により抜港することもあるので、シャトルバスの料金には抜港のリスクも含まれているのでしょう。記憶が怪しいですが、今回のシャトルバスもサンデン交通のバスだった様に思います。
シャトルバスから |
関門海峡はU字型に曲がって瀬戸内海と日本海を繋いでいます。関門海峡に突き出た下関市側の陸地は本土では無く、「彦島」という名前の島です。
長州出島と六連島 |
JR下関駅の北西にある竹崎乗場から下関市営の渡船に乗船し、六連島に行きました。主目的は海側からコスタセレーナの写真を撮る事ことです。
就航する船は六連丸で総トン数19トンの小型船舶です。2019年3月に新造されました。六連丸は下関・竹崎~六連島を1日4往復しています。運賃は片道370円、往復710円です。
六連丸 |
島民の生活物資を運ぶため船尾にクレーンを備えています。
六連丸 | 船尾のクレーン |
下関市竹崎にある渡船乗場を出港すると、本土と彦島の間の細く曲がりくなった水路を進みます。同じ下関でも関門海峡とは異なり「島感」を感じる景色です。
前方の景色 | 後方の景色 |
水路に沿って造船所や網を染める工場、漁協、水産会社などが並んでいます。
本土と彦島の間に架かる彦島大橋を越えると日本海に出ます。
前方は彦島大橋 | 右は造船所 |
六連丸から撮影した コスタセレーナ |
関門海峡を横切るので、六連丸は大型船を避けながら進みます。
ばら積み船 EASTERN HOPE | コンテナ船 MSC NAGOYA V |
下関・竹崎~六連島は所要時間約20分です。
六連島灯台が見える | 六連島入港 |
六連島(むつれじま)は関門海峡の西の入口(日本海側)に位置し、航行する船舶にとって重要なランドマークになっています。六連島に立つ六連島灯台は、兵庫開港に合わせ明治4年に建てられ、2020年に国の重要文化財に指定されました。
六連島の人口は約90人で野菜や草花のハウス栽培がされているとの事。港の横にはタンク19基、合計176,000KLの容量の石油油槽所があります。
六連島灯台とコスタセレーナ | 港と石油油槽所 |
六連島灯台が建てられた翌年の明治5年に明治天皇が視察で来島し、それを記念する明治天皇行幸碑があります。
明治天皇行幸碑 |
六連島から撮影 コスタセレーナとコンテナクレーン |
再び六連丸に乗船して下関・竹崎に帰ります。船尾のクレーンで何か貨物を積み込んでいた様です。
船尾のクレーン | 六連島出港 |
彦島大橋 |
船尾からの景色 |
間もなく着岸 |
再びシャトルバスに乗車して長州出島に帰ってきました。
岸壁でお土産を売っていました。下関のお土産を買う最後のチャンスです。「韓国ウォン、更に高く買取しております」と表示されているウォン⇒円の両替所もありました。
シャトルバスから | 岸壁の特設お土産店 |
帰船 | 向こうに見えるのが六連島 |
船に戻ったのが13:20。船室でシャワーを浴びて9階のビュッフェで(⑥セレーナの食事)遅めの昼食をとりました。ビュッフェレストランの営業は12:30~15:00だったのでゆっくり食事が取れました。
パンテオン アトリウムで冷たい物を飲みながら一服していたらアニバーサリーパーティが始まりました。乗船中に記念日を迎える人のためのパーティーです。誕生日でも、結婚記念日でも何でもOK。推しの誕生日でもOKとのことで、誰でも参加OKのパーティーです。
このパーティーはベストワンのオリジナルなイベントで講談師の神田伊織さんの軽妙な語りで進行されました。今日が誕生日というお客さんが代表してケーキカットして参加者にケーキが振舞われました。
講談師神田伊織さんの司会 | 今日が誕生日の方が ケーキカット |
17:00のほぼ定刻に離岸しました。岸壁では八音会による平家踊りによる見送りがありました。
平家踊りの見送り | 離岸する |
水先人が下船 |
船長主催のカクテルパーティーがありました。今夕のドレスコードは「エレガント」です。
カクテルはイタリアンカラーの赤、白、緑のカクテルでしたが、何故か全部ノンアルコールらしい、コスト削減?
Sky Duoの歌 | ミントのノンアルコールカクテル |
シニアオフィサーの紹介の後、船長の挨拶、乾杯でパーティーを終えました。 船内新聞に書かれていないので、船長とクルーズディレクターの名前が分かりません。
船長挨拶 | MCノリコさん、船長、クルーズディレクター 乾杯 |
予想通り食事の途中で音楽が始まり、レストランスタッフによるダンス・パフォーマンス(動画 Youtube)が始まりました(⑥セレーナの食事)。乗船客もそれに合わせてダンス。最後はスタッフ、乗船客入り混じってレストラン内をパレードしました。
今宵はウクライナの元オリンピック選手によるアクロバットショーです(⑤セレーナのショー)。
22:30からはリド・ソーレでラ・ノッテ・ビアンカ(ホワイトパーティー)が開催されました。
プールサイドでは氷の彫刻が披露されました。
色々なデザートが果物カービングと一緒に飾られ、乗船客のお腹に納まって行きました。
①金沢出港(6/19)
②釜山寄港(6/20)
③下関寄港(6/21)
④舞鶴寄港(6/22),金沢帰港(6/23)
⑤セレーナのショー
⑥セレーナの食事
⑦セレーナの船内施設
⑧クルーズで出会った船