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ダイヤモンドプリンセス乗船記
釜山・長崎クルーズ
①乗船準備 6/3神戸出港

ダイヤモンドプリンセス(プリンセスクルーズ)
全長:290m 幅:37.5m
総トン数:115,875トン
就航:2004/3/13

航路図

①6/3神戸出港、乗船準備
②6/4終日航海日(関門海峡通峡)
③6/5釜山寄港
④6/6長崎寄港
⑤6/7終日航海日
⑥6/8神戸帰港、まとめ
⑦レストランの食事
⑧船内の紹介
⑨クルーズで出会った船


【予約】

2023年はクルーズ船に乗船する予定がなかったのですが、3月に外国クルーズ船の受入が再開され、SNSでクルーズを楽しむ投稿を目にするとクルーズ船に乗船したくなり、丁度ダイヤモンドプリンセスの格安な直前割が発売されたので予約しました。

【乗船準備】

プリンセスクルーズのアプリ
メダリオンクラス・アプリ

乗船手続きは自宅でアプリから実施する時代になりました。アプリからの各種入力は旅行会社も手が出せず自分自信で操作・入力する必要があります。これが嫌でシニア世代の乗船が減ったという噂がありますが、あながち否定できません。

アプリのOCEAN READYのメニューから以下の入力が必要です。
【乗船30日前までに入力が必要】
①お客様情報の入力
パスポートの登録
②緊急連絡先の登録
③クレジットカード情報の登録
④旅客運送約款の確認と承認
⑤セキュリティ用写真の撮影
【乗船14日前までに入力が必要】
⑥乗船時間の選択
⑦日本入国時のためのVisit Japan Web登録
⑧ワクチン接種情報の登録
【乗船24時間以内に入力が必要】
⑨新型コロナ陰性証明書貼付
⑩健康に関する質問への対応

日本で新型コロナが5類に移行されたので、予約時点で⑦は不要となり乗船前には⑧⑨⑩も不要となりました。

上記登録作業の他にも、
・ディナーの場所と開始時間の予約
・スーツケースに結びつけるタグの印刷
・ショアーエクスカーションの申込
等、アプリは便利だけど自分でできること(自分で実施すべき事)が多いです。

【台風2号による行程変更】

台風2号の影響を回避するため寄港地が変更になった。と出発の2日前に連絡を受取りました。

変更前
日付 寄港地 入港 出港
6/3(土) 神戸 17:00
6/4(日) 高知 7:00 16:00
6/5(月) 鹿児島 7:00 16:00
6/6(火) 済州島 11:00 19:00
6/7(水) クルージング
6/8(木) 神戸 6:00

変更後
日付 寄港地 入港 出港
6/3(土) 神戸 17:00
6/4(日) 関門海峡 17:00 19:00
6/5(月) 釜山 8:00 18:00
6/6(火) 長崎 7:00 17:00
6/7(水) クルージング
6/8(木) 神戸 6:00

台風や強い低気圧の影響で抜港や寄港地変更の経験はありますが、寄港地がこれ程大幅に変更になったのは初めての経験です。

直前のクルーズ(5/27~6/3)も寄港地が変更となり、神戸~那覇~石垣島~基隆~神戸の予定が、神戸~長崎~釜山~福岡~神戸になりました。
今回のクルーズの朝食で同じテーブルになった方は、5/27~6/3、6/3~6/8を連続乗船し、2クルーズとも寄港地が変更になり、結果として釜山と長崎に2回寄港することになってしまいました。

「この変更を理由にかなりのキャンセルがあった」、「旅行会社によってはキャンセル料不要だった」等の噂を聞きましたが、真偽は確認できていません。

寄港地変更に関する「船会社からの気持ち」として$25/人のオンボードクレジットが提供されました。

【神戸港のダイヤモンドプリンセス】

ポートアイランドから

ワインや清酒大関など酒類の搬入が多い 青いタンクローリーは廃棄物運搬車?

【乗船手続き】

神戸港ポートターミナルの駐車場を停めたかったので、アプリで予約した乗船時間より早めにポートターミナルに到着しました。乗船手続き開始を待っている人も居ましたがそれほど多くではありません。

ターミナルの入口でスーツケースを預けターミナルの中に入ると「アプリで乗船時間を予約した方も受付番号票を受取って下さい」とのこと。番号票は優先乗船のグループ、一般のグループに分かれています。その時は受付番号票を配布する理由が分かりませんでした。ポートアイランドまで行ってダイヤモンドプリンセスの写真を写したりした後、ターミナルで受付開始を待ちました。今朝までアプリに表示されていた、グリーンレーン(優先レーン)を示す乗船用QRコードが消えていることに気が付きました。

受付開始が始まりました。受付番号票の番号で呼び出しがあり、対象者が受付会場に入っていきます。アプリの乗船時間予約は何の為の予約なのか? と思いましたが、それでも直ぐに乗船できるものと思っていました。しかし優先乗船のグループ、一般のグループのどちらも、なかなか次の番号が呼ばれません。

ようやく私のグループの番号が呼ばれて受付会場に入ると、初めて乗船手続き遅延の理由を知らされました。
・メダリオンを輸送しているトラックが台風による高速道路の通行止めと一般国道の渋滞でまだ神戸港に届いていない
・急遽従来の乗船カードを発行するが、発行機が1台しかなく、発行に時間が掛かっている

受付会場に入って乗船手続き後も、乗船カードを受取るまでかなり待たされました。

ようやく受取れた乗船カード

次港が韓国・釜山なので神戸港で出国手続きを行います。出国手続きは一つ下の階です。乗船カードを受取った乗船客が順々に出国手続きをするので、出国手続きは直ぐに完了しました。次港は釜山で個別に入国審査を受けるので、パスポートは船に預けず自分で保管します。

アプリで予約した乗船時間は12:30~13:00でしたが、実際に乗船できたのは14:20でした。
私は早い番号票だったのでこの程度の遅れですが、ポートターミナルにまだまだ乗船手続き待ちの人が沢山待っていました。出港遅延は必至です。

乗船手続き待ちの多くの人

乗船手続き中にメダリオンが届き、その後は手続きが早くなったとのこと。私の船室にメダリオンが届いたのはこの日の夜遅くの事です

夜ようやく受取れた
メダリオン
腕時計型フォルダー
を船内で購入$12

ターミナル内で乗船手続きを待っている間、館内に「無料シャトルバスを運行しています」のアナウンスが頻繁に流れていました。私は早い番号票だったのでターミナル内で待つしか選択肢はありませんでしたが、「遅い番号票だったので、元町まで行ってご飯を食べて来ました」という方がいました。無料シャトルバス(神戸市提供)が思わぬ場面で役に立ったみたいです。

【乗船】

乗船カードを船室入口の何処かにタッチして部屋に入りました。記憶が曖昧です。メダリオンの様に近づくだけでは解錠しません。
既にスーツケースは船室に届いていました。

船内新聞6/3(PDF)

【昼食/避難訓練】

「出港日のお昼はメインダイニングがオープンしている」との情報を基に、インターナショナルダイニングで昼食を取る予定でしたが、乗船した時には既にクローズ(~13:30)していました。14Fのホライゾンコートでビュッフェ式の昼食を取りましたが、利用客は少なくガラ空きです。この時間に乗船できた人は少ないです。

のんびり遅めの昼食を食べていたら、「避難訓練を完了していない方がいます。避難訓練を完了してください」という船内放送が度々流れました。お腹も落ち着いたので避難訓練に参加することにしました。

避難訓練は以下の全てを実行すると完了したことになります。
①自分のマスターステーション(集合場所)に行く(メダリオンをタッチする)
②船内TVまたはアプリで避難訓練に関するビデオを観る
③船長の避難訓練に関するメッセージを聴く

②船内TVでビデオを観ようとしても観られませんでした。順序があるのかと思って先に①マスターステーションに行ってからTVを点けてもNGでした。アプリで試すとようやく②ビデオが観られましたが、英語のビデオなので理解度は?です。③船長のメッセージは出港前にありました。

【鏡開き】

鏡開きはプリンセスクルーズの日本発着クルーズでは恒例行事になっています。

【セイルアウェイパーティー】

出港が遅れたので開始時間を遅らせて開催されました。


ポートターミナルでは見送りの演奏があったはずですが、私が気が付いた時には撤収作業中でした。見送り行事は船内のイベントスケジュールを充分考慮して時間や内容を決定する必要があります。今回の様に出港が遅れると関係者の方は大変です。見送りの演奏は乗船客の耳に届いたのでしょうか?

【神戸港出港】

当初の予定では17:00出港でしたが、結局18:30少し前の出港となりました。熱心な方々がUW旗を振って見送ってくれました。

ポートターミナルを離れる

船首を東に向ける

【プリンセスシアターのメインショー】

プリンセスシアターのメインショーは45分間のショーで19:00開始と21:00開始の2回制です。

この夜はウクライナ出身の社交ダンスチャンピオン ディマとアナによる「ミステリー・オブ・ダンス」です。この二人によるダンス教室が船内で開催されるとのことでしたが、どんなレッスンだったのでしょうか?


ショーの前に乗船客の国別トップ5が紹介されました(その場でメモを取ったので間違いがあるかもしれません) 日本2107人、アメリカ166人、韓国27人、オーストラリア25人、カナダ23人。

①6/3神戸出港、乗船準備
②6/4終日航海日(関門海峡通峡)
③6/5釜山寄港
④6/6長崎寄港
⑤6/7終日航海日
⑥6/8神戸帰港、まとめ
⑦レストランの食事
⑧船内の紹介
⑨クルーズで出会った船


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