ふなむしのページ
翔洋丸(石崎汽船) 総トン数696トン 就航1990年 全長55.9m 全幅13.1m |
夏の終わりに、瀬戸内海の新造フェリーに乗船してきました。
◆新岡山~土庄(小豆島)
(1) おりんぴあどりーむせと(新造船)
(2) おりんぴあどりーむ
(3) 岡山、小豆島で出会った船
◆広島~松山
(1) シーパセオ(新造船)
(2) 翔洋丸(このページ)
(3) 広島、呉、松山で出会った船
広島~松山を結ぶフェリーは、瀬戸内海汽船と石崎汽船が共同で1日10往復しています。航海時間は2時間40分です。広島発の第一便を除き途中呉港に寄港します。
就航船は、シーパセオ(瀬戸内海汽船)、四万十川(瀬戸内海汽船)、翔洋丸(石崎汽船)、旭洋丸(石崎汽船)の4隻です。各便の運航会社は固定ですが、会社内の配船は日替わりに入れ替わります。配船表はウエブサイトで公開されています。
松山からの帰りに翔洋丸に乗船しました。翔洋丸は1990年就航の古い船で、来年新造船への更新が計画されています。
松山港の翔洋丸 |
樹脂製の椅子があるだけのデッキです。昔はこれが当たり前でした。
3階デッキ |
今はくすんだ感じですが、就航時は豪華な雰囲気だったと想像します。振動防止のためでしょうか、TVをガムテープで止めているのは痛々しい。
前部客室のソファ席 |
売店は時間を限定してオープンします。売店前にはゲーム機があります。新造船にも設置するのでしょうか。私は不要と思います。
船首側を見る 左は3階客室へ昇る階段 |
売店とゲーム機 |
後部客室は座敷室です。
左右に座敷室が並ぶ | 座敷室 |
舷側のデッキに出る自動扉は故障していて、手動で開け閉めする必要があります。引退まで修理されることはないでしょう。
舷側のデッキ | 故障中の自動扉 |
船尾のデッキも、当時としては当たり前の造りです。平成の船ですが、カップヌードルの自動販売機は昭和風です。お湯は出ないタイプです。休止中の張り紙があり故障中かと思いましたが、広島到着前に商品を補充していたみたいです。
船尾のデッキ | カップヌードルの自販機 |
旧1等の客室です。靴を脱いで入ります。マッサージチェアがありますが、これも新造船では不要と思います。
3階客室 |
3階には授乳室があります。
授乳室 |
音戸の瀬戸通過 |
軍港めぐりの船が多くのお客さんを載せていました。
呉寄港 |
広島港は桟橋の右側(東側)に着けます。シーパセオは左側(西側)を使っていました。
広島港入港 | 桟橋の右側(東側)に着桟 |
シーパセオの後に乗船したので、翔洋丸には古臭さを強く感じました。石崎汽船の2隻は今年(2019年)10月(旭洋丸)と来年(翔洋丸)に新造船に更新されます。どんな船になるのか楽しみです。完成予想図を見ると外観は現行船に近く、瀬戸内海汽船のシーパセオのような大胆なデザイン変更は無いようです。
その新造船もいつかは古くなるので、メインテンスを十分にして最後まで綺麗に使ってほしいです。時代にマッチするように、途中で改装することを前提に建造するのも一つの方法と思います。
◆新岡山~土庄(小豆島)
(1) おりんぴあどりーむせと(新造船)
(2) おりんぴあどりーむ
(3) 岡山、小豆島で出会った船
◆広島~松山
(1) シーパセオ(新造船)
(2) 翔洋丸(このページ)
(3) 広島、呉、松山で出会った船