ふなむしのページ
竹瓦温泉(別府市営の共同温泉) 砂湯がある |
日本クルーズ&フェリー学会の新年会でフェリーきょうと(大阪南港→新門司)に乗船しました。
その後別府に移動し新造船のさんふらわあくれない(別府→大阪南港)に乗船しました。
①フェリーきょうと(大阪南港→新門司)乗船記
②別府宿泊・竹瓦かいわい路地裏散歩
③さんふらわあくれない(別府→大阪南港)乗船記
④大阪南港フェリーウォッチイング・ランチバイキング
門司から別府へ移動し、⑳大江戸温泉物語 別府清風に宿泊しました。
(2/12夕刻)別府を出港する あかつき丸(宇和島運輸:別府~八幡浜) |
別府清風の部屋からは別府港を発着するフェリーが見えます。残念ながらさんふらわあくれないは暗い時間帯の入港のため、撮影には至りませんでした。
(2/13朝)別府に入港する あかつき丸(宇和島運輸:八幡浜~別府) |
最近はバイキングでも、出来立てを提供するライブキッチンや、卓上コンロを用意するホテルが多くなりました。
色とりどりの料理 | ライブキッチン |
地酒の酒粕で育った「酔いブリ」 | にぎり寿司 |
デザート |
天気予報の通りこの日は朝から雨です。海岸線は靄っています。
国東半島方面 | 高崎山方面 |
前夜の夕食を早く食べたので、朝食も一番乗りでレストランに入りました。
干物とさつま揚げはコンロで炙って食べました。
ただ街を散歩するのではなくTVブラタモリのようにに専門家の説明を聞きながら街を巡りたい。その希望にピッタリの企画がありました。
別府八湯語り部の会主催の「竹瓦かいわい路地裏散歩」に参加してガイドさんの案内でJR別府駅南東にある温泉街を巡りました。(じゃらんnet 遊び・体験予約サービスから申込可能)
別府温泉(広義)には八つの温泉地(別府、浜脇、観音寺、堀田、明礬、鉄輪、紫石、亀川)があり別府八湯と呼ばれています。市内を通る2つの断層に沿って温泉が湧き出ていて、どちらの断層にあるかで泉質が異なります。竹瓦かいわい路地裏散歩で巡るのは別府八湯の一つの別府温泉(狭義)です。
別府温泉の湧出量は日本一ですが近年泉温の低下が問題になっていて、地熱発電のための大量の湯の汲み上げが原因の一つではないかと指摘されています。
竹瓦かいわい路地裏散歩 訪れた場所 |
路地裏散歩は別府駅から始まります。別府駅前には油屋熊八氏の像があります。油屋熊八氏は亀の井ホテルや亀の井バスを開業した他、別府温泉の宣伝を私財で行う等、別府観光に貢献したことから別府観光の父と呼ばれています。
①別府駅前の「手湯」 | ①油屋熊八像 |
別府駅前の駅前高等温泉は宿泊もできます。ゆる湯、あつ湯に分かれていて、あつ湯はかなり熱いらしい。別府の街湯の多くは町や地域の組合で営業されていて、公民館や集会所が併設されている場合が多いです。駅前高等温泉は町営で温泉の裏側は公民館です。
②駅前高等温泉 |
西法寺は旧街道沿い(現西法寺通り)に建つ古いお寺です。現本堂は寛政9年(1797)の建築とのこと。
③西法寺 |
やよい商店街の天狗は御神輿になっていて別府八湯温泉まつりの際には町内に繰り出します。コロナも明けて別府八湯温泉まつりは今年は開催される見通しです(2023年4月1日~3日)。
④やよい天狗の御神輿 |
この地区には飲める温泉が何か所かあります。お福の足湯も飲用可能です。癖がないので普通に飲めました。
⑤お福の足湯(梅園温泉) |
この近辺は花街だった所で、その当時の姿を留める古い建物がまだあります。
⑥花街の面影 今は喫茶店 |
別府市児童館(別府市指定文化財)は旧逓信省別府電報電話局で、設計者の吉田鉄郎氏は東京中央郵便局旧局舎の設計者として知られています。
⑦旧逓信省別府電報電話局 別府市児童館 |
紙屋温泉も飲用可能ですが、1月の寒波で配管が破損して故障中でした。
⑧紙屋の飲泉 |
新型コロナは温泉街を支える様々な産業に影響を及ぼしました。ホテルで使うシーツやタオルを洗濯するクリーニング業者もその一つです。
⑨クリーニング業者 |
空き家になった古い理髪店は、地図のゼンリンが創業した場所です。
⑩ゼンリン創業の場所 |
大正五年創業の友永パン屋の前には行列ができていました。別府を訪問する外国人宿泊者の食事に出すために別府には早い時代にパン屋ができました。
ガイドさんが事前予約していた友永パン屋のあんパンを竹瓦温泉で食べました。
⑪友永パン屋 | 竹瓦温泉で食べた あんパン |
ブラタモリの足跡は日本全国にあります。ブラタモリが別府を訪問した回は2017年2月に放送されました。
「道が途中で変に曲がっているのは、そこが元は川だった証」はブラタモリでよくあるケースです。別府の街を東西に走る流川通りの下には川が流れていて今は暗渠になっています。川の流れは途中で折れ曲がり、流川通りから斜めに曲がる細い路地の下を通って海に注いでいます。途中で暗渠が途切れて流れが見える場所をブラタモリが紹介しました。
ブラタモリは別府港北浜ヨットハーバー付近にある細長い石垣を説明しています。この石垣は明治4年に作られた旧別府港の跡です。開港時はここから北側に砂浜が伸びて砂湯ができたとのこと。
⑫暗渠が途切れて 流川が見れる場所 |
⑬旧別府港の跡 左側に砂浜が伸びていた |
波止場神社は明治4年に作られた旧別府港建設の安全と発展を祈願して当時の日田県知事が創建した神社です。元西鉄ライオンズの稲尾和久氏の生家に近いことから「稲尾神社」とも呼ばれ、2019年4月に稲尾氏のサインを刻んだボールとバットの石碑が設置されています。
⑭波止場神社 | 稲尾氏のサインを刻んだ ボールとバットの石碑 |
大正10年に完成した竹瓦小路アーケードは現存するアーケードとしては日本最古と言われています。
⑮竹瓦小路アーケード |
路地裏散歩を終え、塩月堂のゆずまんを食べて一服しました。
⑯塩月堂のゆずまん |
竹瓦温泉前で解散の後、竹瓦温泉の砂湯に入って身体を癒しました。
⑰竹瓦温泉で砂湯 |
大江戸温泉物語で受取った全国旅行支援のクーポンでご当地ザビエル本舗の銘菓を購入しました。ザビエルの名前は天文20年(1551年)豊後の国を訪れたフランシスコ・ザビエルに由来します。豊後の国を治めていた大友氏はキリシタンを庇護していました。
ザビエル本舗の銘菓 |