ふなむしのページ

飛鳥Ⅱ
神戸発着クリスマスクルーズ
(2022/12/16~18)
前編

飛鳥Ⅱ(郵船クルーズ)
全長:241m 幅:29.6m
総トン数:50,444トン
旅客定員:872名

飛鳥Ⅱの神戸発着クリスマスクルーズ(神戸スペシャルクリスマス ON ASUKAⅡ)に乗船しました。
今回はクルーズコンサルタントの体験乗船研修を目的とした乗船です。

①飛鳥Ⅱクリスマスクルーズ乗船(前編)
②飛鳥Ⅱクリスマスクルーズ乗船(後編)


【クルーズコンサルタントとは】

クルーズコンサルタントはクルーズ旅行に関するスペシャリストとして、主として旅行業界で活躍する人のためのステップアップ式の資格認定制度で、クルーズコンサルタントとその上位のクルーズマスターの2段階の資格があります。旅行会社の社員がセミナーを通じてクルーズに関する専門的知識を修得することにより、お客さまからの相談や問い合せに的確に対応することが出来、自信を持ってクルーズ旅行商品を販売することが出来るようになることを目的としています。

①座学研修、②修了試験合格、③体験乗船研修 を全て修了すると資格が認定されます。
今回乗船した③体験乗船研修は②修了試験合格者を対象としたもので、日本船籍のクルーズ船に一般のお客さまと共に乗船し、実際にクルーズを体験するためのものです。

【神戸港ポートターミナルへのアクセス】

三宮駅(JR、阪急、阪神、地下鉄)からポートライナーで2駅(5分、210円)です。ポートターミナル駅の下に旅客ターミナルがあります。

ポートターミナルには乗用車用駐車場(119台)があります。駐車料金は1日最大960円(繰り返し適用)なので短期のクルーズには便利で安価です。駐車料金は千円札と硬貨しか受け付けてくれないので注意が必要です。

ポートターミナル駅から 蘇州号(手前)、フェリーたかちほ(奥)

【ポートアイランドから】

ポートアイランド北公園からポートターミナルに停泊する飛鳥Ⅱを撮影しました。

ポートアイランド北公園から

FURUNOの文字が船体に大きく書かれた奇妙な船が走っていました。後で調べたら古野電気が各種舶用電子機器のフィールド評価などのテストを行うための実験艇「古野丸」であることが分かりました。

フェリーたかちほ(宮崎カーフェリー) 古野丸(古野電気)

【乗船手続き】

乗船手続きはキャビンのカテゴリー毎に時間が定められ早い人では10時から開始されます。アルバトロスソサアティ会員(ヘビーリピーター)や車いすのお客さまは早い時間の乗船が可能です。
私は余裕を持ってターミナルに着いたので一般送迎客用のエリアで待機しました。


サンタとトナカイが窓拭き

①集合・PCR検査受付、②PCR検査実施(唾液検体検査)、③検査結果待ち待機、④乗船 と進みます。検体の分析は船内で実施しているとのこと。

スタッフも乗船客も慣れていてスムーズです。③検査結果待ち待機は1時間30分くらいで途中ビデオが流れていたりしますが、静かに待っていたお客さまも飽きてくるとあちこちでおしゃべりが始まります。止むを得ないですね。

高リスクの人が居たのか居ないのか不明ですが、14時少し前に無事乗船できました。

【12/16 船内新聞】

ASUKA DAILY
2022/12/16(PDF)

【乗船】

当初予定では14時30分まで船室は利用できないとのことでしたが、既に船室の準備が完了していて乗船後直ぐに船室に入られました。
船室は8階右舷船尾のEバルコニーです。

Eバルコニーの船室

アメニティー バルコニー

【遅めの昼食】

荷物の整理はほどほどにして遅めの昼食を取りに行きました。
11階のリドガーデンでハンバーガーを食べました。メインダイニングでは軽食のカレーライスの提供もありました。

ビーフハンバーガー

【シップツアー】

郵船クルーズの方の案内で船内を見学しました。

ザ・ベールのメニューはメインダイニングと同じですが、ギャレーが近いので良いタイミングでサービスできると説明がありました。

ザ・ベール(スイート客用 プレミアムダイニング)

海彦(寿司)

マリナーズクラブ


ハリウッドシアター

ここで問題。ハリウッドシアターには左舷と右舷に2箇所の入口がありますが違いがあります。探してみて下さい。

左舷側入口 右舷側入口

答え。左舷側はTHEATER(アメリカ式)、右舷側はTHEATRE(イギリス式)

ギャラクシーラウンジ

近年ではダイニングルームの相席は好まれず2名席を多く配置しています。

フォーシーズン・ダイニングルーム(メインダイニング)

カウンターにはクリスマスイベント用のハンドベルが置かれていました。

ハンドベルが置かれている

船内のあちこちにクリスマスの飾り付けがあります。

船内には陶芸品が飾られ販売もしています。

陶芸品の展示

【神戸港出港】

16時30分から避難訓練がありました。救命胴衣は着用せず救命艇の下で参加の有無をチェックをするだけで完了です。コロナ感染対策として密を避けているのが理由です。

夕方17時に出港です。ターミナルでは神戸市消防音楽隊の見送りの演奏がありました。
7階のデッキではセイルアウェイパーティーが開催されています。出港の時はいつもアッパーデッキにいるので、セイルアウェイパーティーがどんなものか未だによく分かっていません。

神戸市消防音楽隊の見送り


11階の船尾デッキ

この季節は空が暗くなって行くのが速いです。

神戸の西の空が赤くなっている

【夜のイベント】

クリスマス・クルーズはイベントが目白押しなので忙しいです。
18:00~プロダクションショー「ワンダフルクリスマス」
19:00~ラウンジコンサート(バリトンとピアノ)
19:45~飛鳥クルーズディナー
21:30~メイシックライブ(クローズアップマジックと音楽の演奏)

ラウンジやバーではバンド(アスカオーケストラ、ナマナ、ヒミグトリオ、ラグーナトリオ)が生演奏をやっています。

このクルーズのドレスコードは2夜ともにインフォーマルです。スーツを2着用意したので荷物が多くなりました。

【クリスマスショー/ラウンジコンサート】

クリスマスショー「ワンダフルクリスマス」は飛鳥Ⅱ専属のプロダクションチーム(シンガー2人、ダンサー8人)が演じるこの季節だけのショーです。
飛鳥Ⅱのギャラクシーラウンジは客席と舞台の距離が近いので華やかで迫力のあるショーが見られます。

パームコートで開催されたラウンジコンサートは、バリトンの明珍宏和さんとピアノの伊賀あゆみさんのショーです。

間もなく開演「ワンダフルクリスマス」

【アスカバル】

アスカバルのおつまみも試してみたかったのですが、その時間が取れずに写真だけです。

アスカバル

【アスカプラザ】

アスカプラザの飾り付けはクリスマス気分を盛り上げます。

アスカプラザ 6階

アスカプラザ アスカオーケストラの演奏

LEDビジョン、クリスマスツリー

【ディナー:フォーシーズン・ダイニングルーム】

ダイニングルーム入口の飾り付け

メニュー

今夜のディナーは洋食のシェフが考えた和食です。
知人に同席頂きました。船室が異なる方との同席は間にアクリル板が設置されます。そうなると互いの声が聞きづらいので横並びの席にして頂きました。

グリーンマッセル
舞茸とナッツとレーズン
フォアグラのタルトレット
オマール海老のポタージュ
菜彩鶏のロワイヤル

飛鳥Ⅱの洋食は通常複数のメニューから選択でき選ぶ楽しみがあります。メインを2種類注文したり、同じメニューをお替りすることも可能です。
この日のメニューは気合が入った特別メニューなのでメニューの選択ができません。レストランのスタッフに「好き嫌いがある場合はどの様な対応ができますか?」と尋ねると、アレルギーと同様に「嫌いな食材があれば調理段階から取り除くなどの対応ができます」と回答を受けました。

オマール海老のポタージュが美味しかったのでお替りしました。


長崎県産鮪の赤ワイン寿司仕立て
飛鳥ドレッシング
愛媛県産鰤のプランチャ
コンソメを注いで

北海道産雪の姫牛の柔らか煮
玉葱の十六酢漬け

最中は自分で完成させて食べます。私は苺を挟んで苺最中にしました。

飛鳥Ⅱ最中
苺のアイスと塩レモンを添えて

【メイシックライブ@2100】

メイシックライブはバンド演奏と飛鳥Ⅱ専属マジシャン渡邊卓也さんのクローズアップマジックを組合わせたショーで、Masic(メイシック)はMagicとMusicの造語です。
クラブ2100の一番前でナマナの演奏を聴きました。次はマジックと思った時には手遅れでした。マジックが披露されるのはクラブ2100後方のテーブル、既にそこは人でいっぱいでした。夕食を一緒に食べた知人から事前に情報を得ていたのですが、その時にはこの状況が想像できていませんでした。

2018年の世界一周の時には偶然私が一人になる瞬間があって、私だけのためにTAKUYAさんがクローズアップマジックを披露してくれました。
この夜のメイシックライブはバンド演奏は3回、マジックは2回演じられるので、この回は諦めて隣のマリナーズクラブに行きました。

ナマナの演奏(クラブ2100)

【ヒミグトリオ】

ヒミグトリオは先代の飛鳥から続いているフィリピンバンドの名前で、メンバーは入れ替わります。ディナーのテーブルの横でリクエストした曲を演奏してくれたり、誕生日にお祝いの演奏をしてくれる軽めの演奏をしてくれるバンドとの認識でしたが、今のヒミグトリオはちょっと趣きが異なります。3人それぞれにボーカルができ、特に女性シンガーの声は迫力があっていつまでも聞いていたいくらいです。
結局クラブ2100のメイシックライブには行かずに、マリナーズクラブでラストまでヒミグトリオを聴きました。さらに翌日もマリナーズクラブでヒミグトリオを聴きました。

ヒミグトリオの演奏(マリナーズクラブ)

①飛鳥Ⅱクリスマスクルーズ乗船(前編)
②飛鳥Ⅱクリスマスクルーズ乗船(後編)


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