コスタビクトリア
中国・韓国クルーズ(2)
コスタビクトリアの船内
(2012/8/10〜8/17)

コスタビクトリア(コスタクルーズ)
総トン数 75,000トン
全長253m、全幅32m
就航1996年

(1)寄港地の紹介
(2)コスタビクトリアの船内(このページ)
(3)出会った船


【ダイニング】

(メインダイニング:ファンタジア レストラン、シンフォニア レストラン)

メインダイニングは、「ファンタジア レストラン」と「シンフォニア レストラン」の2つで、シンフォニアは朝、昼、夕食ともにオープンしますが、ファンタジアは夕食のみオープンです。 夕食は18:00からと20:00から(日によって時間は異なる)の2回制で指定席です。 日本人客はファンタジアの1回目に固められていました。

ファンタジア レストラン

コスタビクトリアの夕食は、イタリアンと中華のミックスです。 前菜(2〜3種類)、スープ(2種類)、パスタ(3種類)、メイン(5〜6種類)、サラダ(1種類)、デザート(5〜6種類)、チーズのコース料理で、それぞれ中華料理が含まれています。 食後のコーヒ、紅茶はありません。 イタリアンのパンがで置かれていますが、ご飯も注文できます。 量は少なめで日本人にも丁度良い分量ではないでしょうか。  但し、クルーズでは定番のステーキやロブスターなどは出ません。 クルーズ料金の安さは、こんなところの積み重ねなんだと実感します。 しかし、特に不味かった記憶もなく、味付けも問題ありませんでした。 レストランの飾りつけやウェイターのユニフォームはその日のテーマで決められている様ですが、今日が何の日なのかよく分かりませんでした。

一回だけ日本人向けのメニュー"Chicken Teppanyaki"が出たので注文しましたが、中華料理との違いが今一つ分かりませんでした。

夕食のメニュ(拡大


シンフォニア レストラン

コスタビクトリアのビュッフェレストランはあまり広くはないので、朝食、昼食にメインダイニングを利用する人は多いです。 船内説明会でも、メインダイニングの利用を推奨していました。 朝食、昼食は自由席です。 レストランに入ると「日本人か?」「韓国人か?」と聞かれテーブルに案内されます。 1つのテーブルには同じ国の船客を固めている様です。 日本語のメニューを直ぐに持ってきてくれます。

朝食は、卵料理などはオーダしますが、レストランの中央にビュッフェコーナがあって、パンやサラダはそこから取ってきます。 日本語のメニューには、焼き魚や、海苔が一つのお皿に盛られた日本食セットがあり、注文できます。 韓国食セットや中華セットもあったのだろうかと気になるところ。 朝食には、コーヒと紅茶が出て、頻繁に”お代わりは”と聞いてくれます。

昼食はコース料理で、イタリアンと中華の折衷メニューです。


シンフォニア レストランの朝食

(ビュッフェダイニング:ボレロビュッフェ)

ボレロビュッフェは11階後方にあり朝食、昼食とティータイムに供されます。 右舷と左舷に分かれていてそれぞれ2箇所合計4箇所で料理が提供されますが、時間帯や利用客の数で一部がクローズになっています。 朝早くに行くと席に余裕がありますが、あまり座席数が多くないのでその後は混み合います。 料理は一般的な洋食に中華のメニューがプラスされた感じです。他の船に比べるとメニューは少な目です。  朝食の際にはオムレツや目玉焼きをその場で作ってくれます。 昼食には”野菜うどん”のサービスがありましたが、インスタントラーメンの味でした。 果物はスイカやメロン類を全てぶつ切りにして混ぜ合わしたミックスフルーツです。

ボレロビュッフェ

(テラッツアカフェ)

ボレロビュッフェの後方はオープンデッキになっていて、沢山のテーブルが並んでいます。 ボレロビュッフェで席が見つからない場合は、ここに持ってきて食べることができます。 コーヒやジュースのサーバも用意されています。

テラッツアカフェ

(グリル)

ボレロビュフェの前方、プールデッキに面してグリルがあり、お昼にハンバーガーやホットドッグが食べられます。 

お昼のスペシャル料理として、ケバブがグリルで、ムール貝のソテーがテラッツアカフェで供されました。

プールの前方には、シレナ・アイスクリームバーがあります(有料)。 ”本日のアイスクリーム”は4$です。

グリルのケバブ テラッツアカフェのムール貝

(ピッツェリア:タベルネッタ)

12階後方右舷にピッツェリアがあってピッツァや麺類(有料$2.88)が食べられます。 オープン時間が22:00〜02:00なので夜食です。 ちょっと重い。  

ピッツェリア ピッツァと麺類のメニュー

(クラブレストラン:マグニフィコ)

12階の最後部には、有料の特別レストラン:マグニフィコがあり、夕食時だけオープンします。 料金は$33.5です。 航海中同じメニューだったようです。 前菜4種、スープ&パスタ4種、メイン5種、デザート3種の完全イタリアンです。 

マグニフィコ コスタ歴代の船の絵画を飾っている



【ラウンジ】

(コンコルドプラザ)

コンコルドプラザは、船首にあるコスタビクトリ最大のラウンジで4層吹き抜けです。 船首にこれだけ大きなラウンジを持つ船は珍しいのではないでしょうか。 コスタビクトリアの外観写真でブリッジの下の大きな窓がこのラウンジです。

コンコルドプラザの前方
上階は展望ラウンジ、中央はシースルーエレベータ
後方にはステージがある

イベントがあると多くの人が集まるのですが、夜生バンドの演奏があっても人影は少なく、お昼は無人状態です。 アジア人はゆったり音楽を聴いたり、静かなひと時を過ごすのは好みではないみたい。

夜のコンコルドプラザ 昼のコンコルドプラザ

コンコルドプラザ内にはシースルーエレベータがあって、上階に上がると展望ラウンジになっています。 なかなか良い場所なのですが、いつも一人占めでした。 昼間なのにブラインドを下ろしている日があったりで、良い施設を旨く運用してもらいたいです。

コンコルドプラザ内の展望ラウンジ

(グランドバー:オルフェウス)

夜は生バンドの演奏、昼間はダンスのレッスンが開催されていました。

グランドバー:オルフェウス

(カプリチオバー)
(ロックスターディスコ)

カプリチオバーはワインが似合うバーで、ピアノ演奏がメインです。 ロックスターはディスコです。

カプリチオバー ロックスターディスコ

(カジノ)

中国人はカジノ好きと言われていますが、カジノはそれ程混んでいませんでした。

カジノ


(メインホール)

5階中央にはメインホールがあって、プールデッキまで吹き抜けになっています。 5階にはインフォメーション、6階にはショアーエクスカーションデスクがあります。 ファンタジア レストランの入り口もこのホールにあります。


メインホールの吹き抜け

吹き抜けの周りにショップやカードルームがあります。

吹き抜けを取り囲んでソファーが置かれている カードルーム


(フェスティバルシアター)

メインショーは2回制の夕食に合わせて2回開催されます。 ビデオや乗組員のショーばかりでどうなることかと思ったら、ようやく4日目からプロのエンターテイメント。 3日目のトップレスショーは有料($22)、これはアジアクルーズだけ? 7日目は2日目と同じショー、日本人にとっては最後の夜なのにガッカリ。

題目 内容
1日目 PAVAROTTI ビデオ上映
2日目 キャバレー クルーズスタッフ演じるコメディー
3日目 I have a Dream 乗組員演じる歌謡ショー
3日目 ブルーベルベット トップレスショー
4日目 EZKAR マジックショー
5日目 VITO VALENTE テノール歌手のカンツォーネ
6日目 Rich & Famous ミュージカルショー
7日目 キャバレー クルーズスタッフ演じるコメディー

I have a Dream

EZKAR(マジックショー)

VITO VALENTE(テノール歌手)

Rich & Famous(ミュージカルショー)


(インターネット)

船内でWifiが使用可能です。 そんな事もあってインターネットポイントでパソコンを使っている人の姿を見ませんでした。

Wifiに接続すると船内のインフォメーションが日本語で表示さ、船内新聞の表示や有料レストランの予約もできます。 インターネットの接続料は1分$0.5です。 お得なパックもあります 1時間$10、3時間$24、10時間$70、30時間$210。 

インターネットポイント

(インフォメーション端末)

船内にはインフォメーションのための端末が複数置かれて利用できます。 コスタカードを差し込むと船内での支払い一覧が印刷されて出てくる端末もありました。 いつでも支払い状況が確認できるので便利です。

クレジットカードの登録機 寄港地の情報
船内の支払い一覧表
船内イベント
トリビアクイズ


(ポンペイスパ)
(ポンペイジム)

ポンパイスパの使用は有料で、屋内プールやサウナ、スチームバスが使えるパスが1日パス$15、5日パス$53。 エステは50分$89等。

ポンペイジムの利用は無料です。 ちょっと狭くて外も見えないので1回利用しただけです。 ストレッチ、セミナーは無料。 ヨガ、ピラティスは$10。

ポンペイスパの屋内プール

(チャペル)

午前10:00と午後23:00が礼拝の時間。

チャペル


(キャビン)

キャビンは狭いです。 私が今まで乗船した船の中では、最狭ランクです。 クロゼットのハンガーはl壊れているものが多いし、TVのリモコンは機能しないボタンがあるし、シャワーの蛇口からホースが外れるし。 とメインテナンス状況は余りよくないです。 エアコンの効きは良く、掃除は充分できていたので不快感はありません。

バスルーム内の備え付けはボディシャンプーだけです(髪のシャンプーと兼用らしい)。

ポットとアイスペールが用意されていて、毎日氷を入れてくれます。 コーヒカップとティーバックも用意されています。 

電話はモーニングコール機能がないみたい。

ルームサービスは朝食も有料($7)です。案内書には無料となっているので、アジアクルーズだけの特別ルールかも。

インサイドのキャビン


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