氷川丸、船の科学館見学
(2011/9/22〜23)

船の科学館

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【船の科学館 見学】

1974年7月に開館した「船の科学館」が2011年9月末で休館するとのことで、こちらも二十数年ぶりに行ってきました。10月以降も南極観測船「宗谷」の公開と屋外展示物は公開しますが、青函連絡船「羊蹄丸」は外部譲渡の計画です。 本館展示はリニューアルするとされていますが、具体的な内容は明らかにされておらず、このまま閉館のおそれもあります。
7月20日〜9月30日は、通常700円の入館料が200円に割引され、多くの入館者がありました。

クィーンエリザベス2世号を模した姿は、晴海に入港する時の目印でしたが、建物自体も今後どうなるのでしょうか?

※羊蹄丸は新居浜で一般公開後、「先進国型シップリサイクルシステム」確立の実験として解体される (2011.11.08)  詳細情報


【青函連絡船 羊蹄丸】

青函連絡船 羊蹄丸

前回 「船の科学館」に来たときには、まだ羊蹄丸はバリバリに青函航路を走っていたので、今回初めての見学です。

青森駅前の市場を再現

青函ワールドと称した、青森駅前の朝市、青森駅は、雰囲気が良く出ています。

青森駅舎を再現

船の大きさに比べて、広々としたブリッジです。 最近のフェリーのブリッジはもっとコンパクトではないでしょうか。

ブリッジ

羊蹄丸のデッキ

羊蹄丸はちょっと期待はずれ。 朝市や青森駅を再現するよりも、車両デッキに当時と同じ様に車両が並んでいてくれた方が嬉しいです。


【南極観測船 宗谷】

南極観測船 宗谷は10月以降も引き続き展示・公開されます。

南極観測船 宗谷

隣の羊蹄丸と比べる宗谷の小ささが分かります。 こんな小さな船で、南極まで行くのは冒険です。


ブリッジ

名古屋港には後任の「ふじ」がいますが、乗組員のキャビンは「宗谷」の方が良さそうに感じます。

後部デッキ

【本館】

船の科学館の良さを感じたのは本館の展示です。 実物や原寸の模型が展示されていて本物感があります。 一方、館内はエスカレータが無く、各階の移動が階段のみになっているので、見学者に優しくない造りになっています。 

実物のディーゼルエンジン

船体の鋼板の厚みもこれで明らかな 造波抵抗を測定する水槽

和船の船底構造 和船のジオラマ

展示物のメインテナンス状態は良く、ボタンを押すと船の各部が動いていました。

コンテナ船 タグボートの操縦

「船の科学館」の中には、海上保安庁の信号所があり窓ガラス越しに事務所が見られます。

海上保安庁の事務所 6階(ブリッジ部分)にある信号

6階(ブリッジ部分)からは、展示船が良く見えます。

南極観測船「宗谷」 青函連絡船「羊蹄丸」

宗谷、羊蹄丸、白竜丸 白竜丸(水産庁)

本館のマストに相当する部分は展望台になっています。

展望台から観たレインボーブリッジ 展望台から観たお台場方面

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