スエズ運河説明会 |
位置:東経36-09 北緯24-47 天気:晴れ 気温:28℃(最高 30℃ 最低 26℃) |
日本を出てから連続揺れなし記録が22日となっています。昨日からの若干の揺れを「揺れ」とするのか、今日お客さんの感想を元に判断します。(船長)
船内生活用の水の確保が厳しいらしい。海賊対策のための船団を組んでこれまで低速で航海し、また今後スエズ運河で低速航行を予定しています。海水の淡水化はエンジンの排気ガスの熱を使ってやっているので、エンジンの出力を抑えると淡水化の能力が落ちます。おまけに次港ミコノスは沖止めなので岸壁から給水できません。
船長が船内放送で節水を呼びかけると、水の使用量が明らかに減少するとのこと。日本人は真面目です。
◆スエズ運河説明会 高木副船長 金子2等航海士
スエズ運河について、クイズ形式で説明がありました。
乗客が最も興味ある通行料は今回3130万円です。パナマ運河が2500万円なので、スエズ運河の方が高いです。
2015年8月にスエズ運河の拡張工事が終わり、双方向の航行ができる部分が多くなり、行き会い待ちの時間が減少しました。
スエズ運河要目 | |
全長 | 193Km |
深さ | 19~24m |
幅 | 300~350m |
可航幅 | 180m |
通行料 | スエズ運河 | パナマ運河 |
2018年 | 3130万円 | 2500万円 |
2010年 | 2730万円 | 1750万円 |
2007年 | 3100万円 | 1600万円 |
◆紙飛行機教室
3機作成しましたが、まともに飛んだのは1機のみ。説明どおりに作ったのに飛ばない。周りの人も誰も飛ばない。説明が間違い?
朝食
昼食 海老カツ&白身魚フライ
ビュッフェレストランのメニュ(昼食)
◆メインショー やなわらばーコンサート
石垣島出身の幼馴染みの女性ヂュオです。三線とギターの演奏で、綺麗な歌声です。
◆夕食は機関長と同席できました。オタッキーな面々だったので、多くの興味深い話が聴けました。
「夕食の席でスートブローの話題は出たことがない」と驚いていましたが、聞いてみました。スートブローは煙突に溜まった煤を蒸気を当てて吹き飛ばします。スートブローで飛ばない煤は、定期的に水洗いして取りますが、その時剥離した煤膜が熱せられて赤く燃えて見えるとのこと。
船内の停電についても聞いてみました。船内にはバッテリーが備えられていて、コンピュータ機器をはじめ、船内生活に必要な電気は一定時間供給できるとの事。但し、推進用や空調は停止してしまいます。
食事自体は凝ったメニューです。
マルガトーニスープ
魚介のフラン カプチーノ仕立て
黒毛和牛肩ロース肉の煮込みと野菜のパートブリック包み
包みを破った後
リンゴのムース 紅茶アイス
◆ラウンジコンサート バンドネオン 平田 耕治さん
夕食後にラウンジコンサートを聴きました。チャップリンの「スマイル」が良かったです。
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飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ乗船記