2018年 飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ乗船記
4月6日 終日航海日(ベンガル湾)

ベンガル湾の日没
位置:東経85-47 北緯05-37
天気:晴れ
気温:30℃(最高30℃ 最低27℃)

今日海賊対策の訓練が開催されました。万が一海賊が船内に侵入、またはその恐れが出た時の備えです。

通常の避難訓練は、救命ボートがあるデッキに集まり、退船を前提とする訓練ですが、海賊対策の訓練は、階下の乗組員居住区間に立て籠るための訓練です。集合場所はラウンジやシアターです。乗客は集合場所で点呼を受けて解散ですが、乗組員の訓練はその後も引き続いて実施されました。

◆写真教室
第一回目が開催されました。講義のみで実技はありません。クルーズ中に撮影した作品を提出して、評価してもらう企画もあります。今日のテーマは「旅先写真の第一歩」。

旅先写真のポイント
・主題を切り取る
・光の向きを意識する
・背景を選ぶ

記念写真のポイント
・人物は上半身で、片側に寄せる
・残り半分は背景


◆講演会 「日本語はなぜ美しいのか ~潜在脳に訴求することばの秘密」黒川伊保子さん
黒川伊保子さんの2回目の講演がありました。

1991年原子力発電所向け日本語データベース(ANIKA)を開発。日本語で質問すると日本語で答えが返ってくるシステム。発注仕様書には「35才美人女性司書」と書かれていた。

ANIKAの試行をしている際の使用者からのアンケートに、「答えに「はい」が続くと冷たそう」との意見があり、「はい」「ええ」「そう」をランダムに回答するように変更した。しかし明確な回答がほしい時に「そう」では不安、「はい」と答えてほしい。コンピューターは「はい」「ええ」「そう」の違いを認識して回答できるようにする必要がある。そこから語感の正体の研究が始まった。

日本語は訓読み(ながれ)と音読み(かたち)の両方を備える世界でも珍しい言語である。心を表現するのに便利な言葉。情と合理性を併せ持った言葉。
美しい言葉とは、模倣の完成度が高い。

◆メインショー ウーマン・オブ・ザ・ワールド コンサート
ウーマン・オブ・ザ・ワールドは多国籍の女性4人のボーカルグループですが、1名がボストンの天候の影響で飛行機が飛べず乗船できなかったとのこと。
アカペラ中心の迫力ある歌声と素晴らしいハーモニーでした。男性パーカッション奏者の即興演奏も感動でした。


昼食はビビンバ丼。夕食は洋食。


ビビンバ丼

 魚介の香味焼き

春色のスープ ビーツのポタージュ

黒毛和牛のシチュー

ブランマンジュ


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