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世界一周への道
準備編
クルーズ料金の発表を見て、飛鳥Ⅱの2018年世界一周クルーズに申し込むことを決断しました。Fステートルーム/一人部屋/ワールド特別割引 で526.5万円です。これだけの纏まった金額なので、もし割引があれば利用したいと思うのは誰しも、例え割引率が低くても割引き額は無視できない額になります。また、インターネットのニュースでは、”久しぶりの世界一周と低料金により、販売早々に完売するかもしれない” と不安にさせる記事も出ました。確実に部屋が確保できて、おまけに割引のある旅行会社を探す必要がありました。
■飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ
各旅行会社の割引比較
各旅行会社の調査を行う前に頭に浮かんだのが日本郵船の株主優待券です。株主優待券では10%の割引が得られます。しかし”他の割引及び早期申込割引等とは重複してご利用できません。”とあり、ワールド特別割引との併用は叶いません。ワールド特別割引は20%OFF、早期全額支払割引は15%OFF、早期申込割引は11%OFFなので、いずれも株主優待券の10%OFFを上回っています。早期に申込む人には株主優待券は有効ではありませんが、キャンセル待ちでぎりぎりに申込む場合はお得かもしれません。
主要な旅行会社について、割引に関する情報を収集しました。
A社 | ・帰国時ハイヤーサービス(100Km以内) ・出港時ホテル前泊またはハイヤーサービス(スイート室のみ) ・訪問国出入国書類作成 ・出発前顔合わせ会開催 ・革製ネックストラップホルダー ・オリジナル名刺 ・荷造り用段ボール |
B社 | ・会員割引3%(現金払いの場合のみ、入会費/年会費が必要) |
C社 | ・オンボードクレジット70,000円(Fステートの場合) ・オリジナル名刺 |
D社 | ・自宅~港 往復送迎サービス ・渡航手続き書類作成 ・名刺 ・ストラップ |
E社 | ・3%割引 ・指定クレジットカード使用でポイント還元(2.5%割引相当) |
金額的に有利で、過去に何度か利用しているE社に決定しました。確実に予約できるように、郵船クルーズの受付開始前にE社に事前予約をし、無事キャビンを押さえることができました。
E社の割引を最大限利用するための問題は、クレジットカードの月間限度額を超える高額の支払いをどうするかでした。限度額引き上げについてカード会社に問い合わせましたが、手続きが面倒くさそうだし、最終的に引き上げてくれるかは不確かな印象でした。一方、E社に支払い方法を確認したところ、クレジットカードを利用して分割して支払ってもOKとの回答をもらったので、クレジットカード会社の「繰り上げ返済制度」を利用し、カード利用限度額を超えないように複数回に分割して決済しました。その結果、ワールド特別割引の支払い期限までに全額クレジットカードで支払いできました。前年のクレジットカード利用金額によるポイント率UPによりポイントは2.75%割引相当になりました。
■飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ
キャンセル料
過去にクルーズを2回キャンセルした事があります。いずれも旅行会社主催のパックツアーで、1回はキャンセル料が発生する期限前でしたが、もう1回はキャンセル料を支払ってキャンセルしました。旅行代金自体が高額でなく、キャンセル料が諦めが付く程度の額だったので、迷わずキャンセルできました。しかし、今回はそういう訳には行きません。
今回予約したのはE社の主催旅行ですが、キャンセル料は郵船クルーズの約款に準じた条件になっています。
例えば、30日前にキャンセルした場合、526.5万円x30%=157.95万円(Fステートルーム/一人部屋/ワールド特別割引)のキャンセル料が必要です。
取消日 | 取消料 |
151日前まで | 無料 |
150日前から121日前まで | 旅行代金の3% |
120日前から91日前まで | 旅行代金の5% |
90日前から61日前まで | 旅行代金の10% |
60日前から31日前まで | 旅行代金の20% |
30日前から21日前まで | 旅行代金の30% |
20日前から3日前まで | 旅行代金の40% |
前々日、前日、当日 | 旅行代金の50% |
旅行開始後または無連絡不参加 | 旅行代金の100% |
■海外旅行保険
(クルーズキャンセル保険)
自分自身や家族に何らかの事情が発生した場合でも、こんなにキャンセル料が高いと簡単にキャンセルを決断できません。不安な気持ちを持ちながら旅行に参加しても楽しくないし、かといって高額のキャンセル料を払うのはもったいないしで、「クルーズキャンセル保険」に加入することにしました。
「クルーズキャンセル保険(クルーズ旅行取消費用補償特約)」は、海外旅行保険加入時に特約として付帯させる保険で、クルーズ旅行を中止した場合に旅行業者等に支払う取消料、違約料、査証料等の費用に対して保険金が支払われます。本人または同室者とその配偶者・親族の死亡や入院、自宅の火災を理由に旅行を中止した場合に保険金が支払われます。この特約を取扱っている保険会社は限定(エイチ・エス損保、AIU損保は取扱い可能)されるので、事前に確認が必要です。また保険料が高額なのでリスクと保険料を充分勘案して加入する必要があります。保険金額200万円(契約できる限度額)に対する特約保険料は46,100円でした。
さらに旅行中に前記のような状況が発生し、一時帰国した場合に要した費用を補償する特約にも加入しました。保険金額70万円に対する特約保険料は10,340円でした。
海外旅行保険の基本契約自体もけっこう高額です。旅行期間が32日以上になると契約書が変わり、留学生と同じカテゴリーの契約になります。旅行期間54日以上は月単位で料金が上昇しますが、102日間の場合は3カ月で収まらず、ワンランク上の4カ月になってしまいます。結局、基本契約料金は51,480円、上記の特約保険料を加えると総額107,920円になりました。
これらの保険加入が無駄になってくれることを祈ります。
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準備編 (2) 世界一周クルーズの申込み