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神戸メリケンパークオリエンタルホテル 公式灯台 |
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光り方:単閃赤緑互光(10秒間に赤1閃光、緑1閃光) | |
光が届く距離:20海里(約37Km) | |
光の高さ:海面から55m | |
灯台の色:白色 | |
灯台の高さ:4.8m | |
灯台の構造:塔型、鉄造 | |
点灯開始:1995.7.7 |
神戸メリケンパークオリエンタルホテルに建つ公式灯台が灯台記念日(11月1日)に一般公開されました。ホテルに建つ公式灯台としては日本で唯一です。
一般公開イベント |
この灯台は1964年(昭和39年)に神戸の旧居留地にあったオリエンタルホテルの屋上に設置されていましたが、1995年1月の阪神・淡路大震災によりホテルは大きな被害を受け、灯台も休止になりました。その半年後中突堤に完成した神戸メリケンパークオリエンタルホテルに灯台がバトンタッチされ、ホテルのオープニングに合わせ1995年7月7日に点灯を開始しました。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル(2023.3.30撮影) | ホテルに建つ灯台(2023.3.30撮影) |
灯台はホテル14階の南西側に設置されています。14階はホテルのレストランが並ぶフロアで灯台の隣にはステーキハウスがあります。
ステーキハウスの窓外に 灯台が見える |
灯台の横では海上保安庁の方の解説がありました。この灯台の光は20海里先まで届き、関西空港周辺を航行中の船舶からでも視認できます。近年灯台の光はLED化が進み、太陽光発電とバッテリーを設置することによりメインテナンスフリーによる省力化と災害発生時に停電になっても稼働できる可用性を備えています。但し主要な岬に建つ大光量の灯台は未だ電球とのこと。
ホテルの14階に上がると、タイミング良く潜水艦がドックから引き出される光景を見ることができました。この潜水艦は川崎重工で建造中の「らいげい」で2025年3月に就役予定の最新鋭の潜水艦です。
ドックから引き出される「らいげい」 |
中突堤にはオーシャニアクルーズのレガッタが停泊していて上方からプールデッキを見おろすことができました。
レガッタを見おろす |
中突堤に停泊中のレガッタ |
レガッタは10/3にアメリカ・ロサンジェルスを出航し、アラスカ、日本、台湾、香港、ベトナムを経て11/14にシンガポールに入港する42日間クルーズの途上、神戸に入港しました。神戸には10/31入港、11/1 19:00出港し、明石海峡を通って広島に向かいました。全長が200m未満なので夜間でも瀬戸内海を航行することが可能です。
REGATTA(OCEANIA CRUISES) 全長:181m、幅25.5m 総トン数:30,277トン 建造:1998年 |