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セブンシーズ・エクスプローラー
船内見学
(2024/10/31)

セブンシーズ・エクスプローラー
(リージェント・セブンシーズ・クルーズ)
全長:224m、幅:31m
総トン数:55,254トン
就航:2016年

■セブンシーズ・エクスプローラー

神戸港第四突堤に停泊するセブンシーズ・エクスプローラーの船内を見学しました。セブンシーズ・エクスプローラーは10月29日に東京を出航して沖縄、台湾を経て11月7日に香港に到着する10日間クルーズの途中神戸に入港しました。


クルーズ船は4タイプに大別することができます。お手軽のカジュアル、中間のプレミアム、ハイグレードのラグジュアリー、ハイグレード小型船のブティック。セブンシーズ・エクスプローラーはラグジュアリー船に位置づけられる文字通りの「豪華客船」です。セブンシーズ・エクスプローラーを運航するリージェント・セブンシーズ・クルーズはノルウェージャンクルーズグループのトップカテゴリーのクルーズを実施する会社です。

デッキプラン(PDF)

(エントランス)

ボーディングブリッジから船内に入ると手荷物検査と金属探知機のゲートを通ります。他の船の乗船口は工場の一画かと思えるような事が多いですが、本船はラグジュアリー船に相応しい立派な乗船口です。

船内に入ると大きなシャンデリアが出迎えてくれました。エントランスは2層吹き抜けでハロウィンの飾り付けがされています。

エントランスの階段

大きなシャンデリア

乗船口横 ハロウィンの飾り付け

■デッキ4

(エクスプローラー ラウンジ)

エントランス横にあるラウンジです。天井が高いです。このラウンジで船会社と旅行会社(マーキュリートラベル)からの説明がありました。

エクスプローラーラウンジ

●リージェント・セブンシーズ・クルーズについて
・32年の歴史があり現在6隻のクルーズ船を運航している。セブンシーズ・エクスプローラーの同型船が他に2隻(スプレンダー、グランデュア)ある

●セブンシーズ・エクスプローラーについて
・運航海域は、春・秋:日本周辺、夏:アラスカ、冬:東南アジア
・全室専用ベランダ付き
・船客定員746人に対してクルー540人がサービス
・オールインクルーシブのサービス
・スーペリアスイート以上はバスタブ付き
・コンシェルジュスイート以上はホテル前泊付き
・ペントハウススイート以上はバトラーサービス付き

●オールインクルーシブのサービス
・他社のオールインクルーシブより充実
・スペシャリテイーレストラン(フレンチ、イタリアン、ステーキ、アジアン)の利用が無料
・プレミアムドリンク(ビンテージ物を除く)が無料、カクテル、シャンパンが無料
・寄港地観光が無料(有料のツアーもあり)
・ランドリーサービスが無料(下着もOK)、セルフランドリーもあり

●マーキュリートラベルのお勧めクルーズ
・GWの地中海:ヨーロッパのバカンスシーズンには早く航空券が安い、気候も良好
・冬のカリブ海:多くの船会社が運航し、クルーズ料金が安い

お勧めクルーズ(拡大)

(カジノ)

エクスプローラーラウンジの反対の舷にカジノがあります。大きくはありません。

(パブリック トイレ)

エクスプローラーラウンジの近くのトイレを利用しました。手をふくタオルが用意されています。

パブリック トイレ

(ブティック)

右舷、左舷の2箇所あります。停泊中なので営業休止中でした。

ブティック

(コンステレーション シアター)

船首にあるデッキ4とデッキ5の二層吹き抜けのシアターです。各席に飲み物用のターブルが置かれ、ゆったり感のある配置です。この夜は神戸の演者による太鼓の演奏があるとのこと。

コンステレーションシアター

(コンパスローズ メインダイニング)

朝・昼・夜のアラカルト、コースメニューが食べられるフリーシッティングのメインダイニングです。中央の青いベネチアンガラスがシンボルです。

ディナーメニュー(サンプル)デザートメニュー(サンプル)

コンパスローズ入口

食器はVERSACEです。

■デッキ5

(レセプション エリア)

スペシャリティレストランや寄港地観光の予約、次のクルーズの申込等はこのエリアで受け付けています。

セブンシーズ・エクスプローラーは、モナコ公国のシャルレーヌ公妃によって命名されました。シャルレーヌ公妃は2000年シドニーオリンピックに出場した競泳の選手です。

シャルレーヌ公妃

(メリディアン ラウンジ)

メリディアンラウンジはティータイムの用意がされていました。


バーカウンター

(コーヒーコネクション)

メリディアン ラウンジの通路を隔てて向かい側にはコーヒーコネクションがあります。

(パシフィックリム スペシャリティレストラン)

パシフィックリムはデッキ5の船尾にあるアジア創作料理のスペシャリティレストランです。チベット仏教のマニ車があるのが目印です。
マニ車を右回り(時計回り)に回転させると、回転させた数だけ内蔵された経・真言を唱えるのと同じ功徳があるとされているとのこと。

チベット仏教のマニ車

日本食のメニューがあり、日本酒も飲めます。
ディナーメニュー(サンプル)


(スパ)

デッキ5の船尾にスパがあり、最後部はオープンデッキになっていてインフィニティ―プールがあります。その下のデッキ4にジムがあります。

スパの入口

■デッキ10

(プライム7 スペシャリティレストラン)

プライム7はステーキとシーフードのレストランです。ウェイティングバーの壁には、さり気なくピカソやシャガールの作品が飾られています。

シャガールの版画 ウェイティングバー

ピカソの銅版画 ピカソのセラミックアート

ワインコレクション

ディナーメニュー(サンプル)デザートメニュー(サンプル)


(ザ・スタディ プラベートダイニングルーム)

ザ・スタディは船尾にあるリージェント・スイートの乗船客専用のプラベートダイニングルーム(12名まで)ですが、近々に運用方法が変わるとのこと。
リージェント・スイートはこの船に1室しかない412㎡の船室でバスルームは大理石造りです。リージェント・スイートは船首にあるので船尾のこのダイニングまで来ないのかもしれません。

ザ・スタディ

(シャルトリューズ スペシャリティレストラン)

シャルトリューズはフレンチディナーのレストランです。

ディナーメニュー(サンプル)デザートメニュー(サンプル)



■デッキ11

(オブザベーション ラウンジ)

デッキ11の船首にオブザベーションラウンジがあります。椅子はゆったりと配置されています。中央にはダンスが踊れるスペースがあります。


(ライブラリー)

床は革張りで音が立たないように配慮されているとのこと。

(コノサークラブ)

船内は禁煙ですが喫煙可能なエリアが用意されています。コノサークラブはその一つです。

コノサークラブ

(カリナリーアート キッチン)

参加者一人一人が専用のキッチンを使って料理教室(有料)が開催されます。

カリナリーアート キッチン

(プール)

デッキ11のプールです。プール横にはプールグリルがあってハンバーガーやシーフードグリルが食べられます。メニューは充実していました。
ちょうど多くの乗船客がツアーから帰ってくる時間と重なったのでプールグリル周辺だけが混雑していて、撮影が出来ませんでした。船内には沢山の素敵なレストランがあるのにプールグリルしか営業していないとは、不思議な時間帯です。

プール

(ラ・ヴェランダ/セッテマーリ)

ラ・ヴェランダは朝・昼にオープンするビュッフェスタイルのレストランです。一般的なクルーズ船のビュッフェとは異なる高級感があります。夜はイタリアンレストラン・セッテマーリとして営業します。

セッテマーリ・ディナーメニュー(サンプル)

船尾にはテラス席があって、潮風にあたりながら食事ができます。

テラス席

■デッキ6

(F1:スーペリアスイート 船室)

スーペリアスイートの船室を見学しました。スーペリアスイートは15段階のカテゴリーの中で上から11番目のカテゴリーです。バスタブ付きの船室として一番お安いカテゴリーになります。


コーヒーマシン

最近多くの船で船室に水筒を置くようになりました。本船でも船客一人一人に水筒が用意され船内各所には給水機が設置されています。環境保全のためにペットボトルの使用を止めるためです。本船はオールインクルーシブで船内の飲み物は無料なので、主に寄港地観光で下船した際に使用する様です。

水筒 給水機

バスタブ付きでWシンクです。残念ながら便座は温水シャワー付きではない様です。


専用ベランダ

■まとめ

ゆったり感、高級感を強く感じる船内です。それぞれに個性があるレストランで食事を摂るとさらにこの船の良さを感じることでしょう。


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