ふなむしのページ
フェリーきたきゅうしゅうⅡ(名門大洋フェリー) 総トン数14,920トン 2015年11月就航 全長183m 幅27m |
三菱造船下関造船所で開催された東海汽船「さるびあ丸」(三代目)の命名・進水式からの帰りに、新門司から大阪南港まで名門大洋フェリー フェリーきたきゅうしゅうⅡに乗船しました。
この航路は2便運航されていて、きたきゅうしゅうⅡは第二便です。各便の出港時刻に合わせて無料連絡バス(JR小倉駅~JR門司駅~新門司港)が運行されています。
インターネットで予約しましたが、その予約画面には「当便には修学旅行生が乗船するので船内が混雑する」と表示されていました。混雑に備えて早めに乗船するため、第一便用の連絡バスで港に向かいました。団体客の有無が事前に知らされるのは親切です。
ふくおかⅡ(左)、きたきゅうしゅうⅡ(右) | ふくおかⅡが離岸 |
17時 第一便のフェリーふくおかⅡが離岸しました。岸壁では陸上スタッフがサイリウムの光る棒を振って、お見送りしています。
ふくおかⅡ出港 |
ふくおかⅡの上部車両デッキには、船尾ぎりぎりまでトラックが積み込まれています。
フェリーふくおかⅡ(名門大洋フェリー) 総トン数9,731トン 2001年11月就航 全長167m 幅25.6m |
ふくおかⅡが出港後、南側の岸壁に停泊していた「きたきゅうしゅうⅡ」がシフトしてきました。
新門司港のターミナルビルは北側岸壁の横にあり、ターミナルビルと南側岸壁を結び人道橋のような設備はありません。入出港の都度、岸壁間をシフトして乗下船させています。南側岸壁にはランプウェイがありますが、シフトして来た「きたきゅうしゅうⅡ」の喫水がかなり浅いことから推測すると、南側岸壁ではほとんどトラックを積み込んでいない様です。
シフトして来た きたきゅうしゅうⅡ |
北側岸壁に着岸 |
一般客の乗船前に修学旅行の中学生が乗船しました。予想していたより少人数でした。
18時30分乗船開始です。乗船口でインターネット予約画面のQRコードが表示すると、窓口での手続き不要で乗船できます。
船室のキーはカードキーではありません。案内所で昔ながらの鍵を受け取る必要があります。
案内所(左)、売店(右) |
乗船後、真っ先に大浴場に行って、この日の疲れを癒しました。前日乗船した「いずみ」より小さい浴室ですが、この時間帯は空いています。
レストラン入口 |
出港は19時50分です。雨が降っていたのでデッキで出港風景を見るのは諦め、レストランの窓から眺めました。先に夕食を取っていた修学旅行生はお腹を満たした後だったので、レストラン内の混雑は感じませんでした。
名門大洋フェリーは、夕食1600円、朝食750円ともにバイキングです。セット券2150円を購入すると200円お得です。
エントランス |
パブリックスペースが統一したデザインの下に作られているのに、大きなビールの広告がそれを壊しているように感じました。
エントランスの階段 門司港レトロの写真が掲示されている |
TVラウンジ | プロムナード |
キッズルーム | 違和感がある ビールの広告 |
船室はファーストSです。ぐっすり眠られました。電気ポットがありますが、船室内の洗面台の蛇口から直接水を入れるのにはサイズ的に難しい状況です。
きたきゅうしゅうⅡのWi-Fi電波は船室でも受信できます。
ファーストSの船室 |
夜の展望ラウンジは、照明を極限まで落として夜景を見易くしています。
早朝の展望ラウンジ |
2便を選んだのは、朝の明石海峡を見るためです。
明石海峡でジャンボフェリーりつりん2と反航しました。スクラバーを装着して、煙突周りが改造されています。
りつりん2(ジャンボフェリー) |
7時過ぎに明石海峡大橋を通過しました。
明石海峡大橋通過 |
明石海峡大橋通過 |
レストランは朝6時40分からオープンしています。明石海峡の景色を堪能してからレストランへ行くと、修学旅行生が食事を終えて出て行くところでした。
バイキングの朝食をゆっくり食べることができました。窓からは関空と神戸空港を結ぶ高速船や志布志航路のさんふらわあが見えました。
さんふらわあこばると (フェリーさんふらわあ) |
さんふらわあきりしま (フェリーさんふらわあ) |
にらいかないⅡ(琉球海運) |
フェリーふくおかⅡ(名門大洋フェリー) 左 おれんじおおさか(オレンジフェリー) 右 |
定刻ちょうどの8時30分に下船が始まりました。
大阪南港着岸 |
乗下船用の人道橋にはクリスマスの飾り付けがされています。
人道橋の飾り付け |
2018年の9月の台風により壊れた名門大洋フェリー2便用の人道橋は復活しています。
台風被害から復活した人道橋 | オレンジフェリーのランプウェイ取付路 |
オレンジフェリーのサイドランプ用の取付路は間もなく完成する感じです。
サイドランプ用の取付路は、船尾ランプへの車両通路と立体交差するような構造になっています。現在は船尾ランプのみを使って車両の乗下船を行っているので、完成すると荷役の大幅な効率アップに繋がることでしょう。
完成間近の オレンジフェリー用ランプウェイ取付路 |