記念艦 戦艦三笠 1902年(明治35年)竣工 |
約30年振りに横須賀を訪問しました。軍港めぐりに乗船して横須賀港を海から巡り、戦艦三笠も見学してきました。
軍港めぐりの観光船に乗る前に、横須賀港を望めるヴェルニー公園を散策しました。"ヴェルニー"は現在の横須賀海軍施設のルーツとなる横須賀製鉄所の技師の名前で、公園内のヴェルニー記念館(入館料無料)には、横須賀製鉄所で鍛造に使われたスチームハンマー2基(国の重要文化財)が展示されています。
戦艦陸奥の主砲 | 対岸は1871年に完成したドライドック |
軍港めぐりの観光船は、京急汐入駅近くの汐入ターミナルを出港し、約45分で横須賀港を巡ります。インターネットで予約が可能です。大人1400円
Sea Friend 7 | Sea FriendⅢ |
この日の最初の運航は、Sea Friend7が就航し満船でした。入港中の各艦艇について船内放送で説明してくれます。流暢かつ詳しい説明でよく理解できました。
Sea Friend 7の船内 | 汐入ターミナル出港 |
横須賀港は、海上自衛隊のエリアとアメリカ軍のエリアに分かれていますが、自衛隊の潜水艦だけは米軍のエリアに停泊しています。
「おやしお型」潜水艦 |
横須賀を母港とする空母「ロナルド・レーガン」は、日本海で他の2隻の空母「ニミッツ」「セオドア・ルーズベルト」と共に演習中のため、見ることはできませんでした。6月に伊豆半島沖でコンテナ船と衝突したイージス艦「フィッツジェラルド」が居ました。上部構造は修理未完了の状況ですが、船体のダメージは修理済みのように見えます。自力でアメリカまで航行して本格修理するのかもしれません。(修正 11/25
「フィッツジェラルド」はアメリカでの修理のために、重量物運搬船に載せられた)
APL-40 米海軍 宿泊船 |
DDG-85 マッキャンベル(右) CG-62 チャンセラーズビル(左) |
DDG-54 カーティス・ウィルバー |
DDG-52 バリー(右) DDG-62 フィッツジェラルド(左) |
CG-62 チャンセラーズビル(右) DDG-52 バリー(左) |
海洋研究開発機構 海底広域研究船 かいめい |
住友重機 横須賀造船所 |
横須賀市資源ごみリサイクルセンター | 日産自動車 追浜工場 |
「はちじょう」は今年6月に除籍された木造の掃海艦です。掃海艦、掃海艇はFRP化が進んでおり、このクラスの大型掃海艦としては最後の木造船となります。
MST-463 掃海母艦 うらが(左) 元 掃海艦 はちじょう(右) |
MSC-606 掃海艇 はつしま(右) MSO-304 掃海艦 あわじ(左) |
MSC-604 えのしま(右) MSC-680 ながしま(左) |
新井掘割水路は、明治時代に横須賀本港と長浦港を結ぶために旧海軍により掘られた水路で、水路完成により島となった吾妻島は現在日米の共同利用になっています。
新井掘割水路 右は吾妻島 | 吾妻島へ行く渡船 |
AOE-423 補給艦 ときわ(左) DD-110 護衛艦 たかなみ(中) DD-153 護衛艦 ゆうぎり(右) |
戦艦三笠は、日露戦争の日本海海戦でバルチック艦隊を撃破した日本海軍連合艦隊の旗艦で、東郷平八郎大将が司令官として乗艦していました。
記念館「三笠」の観覧料は通常600円ですが、この日は三笠公園で「よこすか産業まつり」が開催されていて、観覧料は300円の割引料金でした。
土日祝日はボランティアの方が案内してくれます。説明を聞きながら艦内を見学したので、見所を見落とすことなく、よく理解できました。
ブリッジ | 船首 主砲 |
士官室 | 連合艦隊司令長官公室 |
「三笠」の横からは、猿島行きの船が出ていて、多くの観光客で賑わっていました。
猿島航路 Sea Friend Zero | 猿島航路 Sea Friend 1 |
横浜に向かうスーパースター・バーゴが沖合を航行するのが見えました。
深海潜水調査船支援母船「よこすか」 | スーパースター・バーゴ(スタークルーズ) |
横浜に戻り、飛鳥Ⅱとスーパースター・バーゴが並んでいるのを見てきました。陽が落ちるのが早く、西日が船体を照らしていました。