フェリーあぜりあ(神新汽船) 総トン数:495トン 全長63m、全幅12.6m 2014年12月就航 |
伊豆下田港から伊豆諸島を巡るフェリーあぜりあに乗船しました。以前から乗船したいと思っていた航路ですが、多客時は避けたいし、台風や季節風で大荒れになるのもいやだし、なかなか踏ん切りが付きませんでした。翌日からは急激に冷え込み、雨が続くとの天気予報だったので、晴れ間と今年最後かもしれない暖かい陽気を狙って、前日に決行を決めました。
フェリーあぜりあは水曜日を除き週6便運航され、月・木・土と火・金・日でコースが逆順になります。この日は木曜日で、下田->神津島->式根島->新島->利島->下田の順に寄港します。フェリーあぜりあは小型船にも拘わらず、その名前の通り伊豆諸島へ自動車を航送できるのが特長です。
下田から出港して途中の島に上陸せず再び下田に戻るワンデークルージングで乗船です。乗船料は燃料油価格変動調整金により月毎に変動します。2017年10月は5,450円です。
動画も作成しました=>YouTube
コース | 月・木・土 | 火・金・日 |
下田 | 9:30発 | 16:30着 |
神津島 |
11:50着 | 13:50着 |
式根島 | 13:00着 | 12:45着 |
新島 | 13:30着 | 12:10着 |
利島 | 14:40着 | 11:05着 |
下田 | 16:30着 | 9:30発 |
JR熱海駅から伊豆急下田駅までは普通電車で約1時間30分。下田港は伊豆急下田駅から徒歩で25分くらいの場所にあります。港に着くとほぼ荷役が完了していました。待合所で乗船券を購入し、乗船時に船客名簿を乗組員に手渡し乗船です。乗客は10人くらいです。うち外国人2名は私と同じワンデークルージングです。
岸壁では、船会社の方が勢揃いで手を振って見送ってくれました。
下田港出港 |
フェリーあぜりあは3デッキあり、1階は車両甲板、2階はエントランスと2等室、3階は特2等室と1等室があります。
エントランス |
エレベータ |
多目的室には、多客時に使用するゴザが用意してありました。
2等室 | 多目的室 |
下田から神津島までは、けっこう揺れました。デッキにはベンチがありますが、水飛沫がベンチに降りかかってきました。
神津島 |
各島には複数の港があって、風や波の方向で使い分けます。神津島は東側の三浦港に入港です。波が高かった性か、港が東側だったからなのか、入港は定刻より約20分遅れました。
神津島(三浦港)入港 |
船尾ではランプウェイから車両、船首ではデリックを使って貨物の積み下ろしをしていました。
船尾のランプウェイ | 船首のデリック |
神津島に停泊中に、東京からのジェットフォイルが入港してきました。
セブンアイランド大漁(東海汽船) |
神津島を出港すると、左舷側に式根島、右舷側に新島が見えました。
式根島 | 新島 |
式根島(野伏港)入港。
神津島出港後に追い抜いて行ったジェットファイルが野伏港の中から出て来ました。フェリーあざれあは灯台が立つ防波堤の外側に着岸です。
式根島を出港し新島に向かう セブンアイランド大漁 |
フェリーあぜりあ は赤灯台の右側に接岸 |
新島と式根島を結ぶ にしき(新島村営) |
式根島から新島までは約20分の近さです。
新島、式根島、地内島 |
新島(前浜港)入港。
岸壁には大きな消波ブロックとブロックを造るための型枠が並んでいます。ここでも警察官が入港作業の手伝いをしていました。手伝いをしながら、上陸者に不審者がいないか確認しているのかもしれません。
新島出港 |
鵜渡根島 | 南から見た利島 |
利島 |
利島入港。
利島は港が一カ所しかなく、最も抜港率が高いとのこと。この日も波があり、舫いを取った後も船が揺れていました。
乗下船客は無く、貨物を下ろすだけで出港しました。
利島入港 |
利島出港 |
大型船が行き交う航路を横切る |
往きの揺れに比べて帰りは穏やかでした。神子元島が見える頃には太陽は西に傾いていました。
神子元島 | 伊豆半島 |
下田港入港。
遅れは取り戻せず30分遅れとなりました。下船したのは25人くらいです。
下田港入港 |