クァンタム・オブ・ザ・シーズ見学会
(2016/6/27)

クァンタム・オブ・ザ・シーズ(RCI)
168,666総トン 全長348m 全幅41m

ロイヤルカリビアンの新鋭船 クァンタム・オブ・ザ・シーズが名古屋港に初入港しました。 幸運にも見学会参加者募集に当選したので見学してきました。


高潮防波堤の海釣り公園閉園後は、新舞子マリンパークの魚釣り施設が入港船を狙う撮影ポイントになりました。 魚釣り施設先端には、カメラを構えた人が20人くらい集まりました。





名港中央大橋(名港トリトン)を潜れないので金城ふ頭(貨物船用の岸壁)に着岸です。



身分証明用のパスポートと引き換えに乗船証をもらい、ギャングウェでセキュリティチェックを受けて乗船です。 

ミキツーリストの方の案内で船内見学しました。 
※駆け足の見学で、メモも取っていないため、記憶に基づいて記述しています。 記述内容に誤りがあるかもしれません。 悪しからず。

最初にクアンタムの概要と注意事項の説明がありました。 乗客数は約4500人で、その内中国人3700人、日本人は僅か12人。


メインダイニングは4箇所あり、毎夕場所を変えて好みのダイニングで食事を取ることができます。 他に、スイート船客用メインダイニングが1箇所あります。

ザ・グランデ
華やかなりし時代のヨーロッパがテーマ
シック
スタイリッシュな創作料理
アメリカン・アイコン・グリル
古き良きアメリカがテーマ
シルク
パワフルでエキゾチックなアジア料理

スペシャリティレストランは7箇所。 その一つ「ワンダーランド」は、”見たこともない斬新な料理と驚きの仕掛けの数々が、あなたを不思議の国に誘います”

ワンダーランド

乗客のほとんどは上陸して観光中で、船内はガランとしていました。

ゴールデンルーム
(上得意リピータ用ラウンジ)
リハーサル中のミュージックホール

ボイジャークラス以降のロイヤルカリビアンの船のシンボルだったロイヤルプロムナードはなくなり、”モダンで開放的な空間”として趣を変えたパブリックスペースとなりました。

ロイヤル・エスプラネード


ザ・ヴィア

船尾のTWO70°は、昼間は270°のパノラマビューが広がる明るいラウンジ。 夜は巨大なスクリーンや様々な設備を駆使したエンターテイメントが上演されます。

TWO70°

ロイヤルシアターでは、ミュージカル「マンマ・ミーア」が上演されます。

ロイヤルシアター

「スマートシップ」がテーマのクアンタムでは、最先端のテクノロジーが取り入れられています。

バイオニックバーでは、ロボットがお客さんの注文に応じてカクテルを作ります。 人間のバーテンダー曰く「我々が作るカクテルには心がこもっているが、ロボットにはそれがない」。 
見学会の後、名古屋港近くのイオンシネマで、AIがテーマの映画「エクスマキナ」を観ました。この映画を観ると、”ひょっとしたらカクテルロボットも感情を持っているかも” と思わせられます。 

バイオニックバー

船内各所にタブレット端末が置かれています。 これもスマートシップの証です。 ゲストリレーションのデスクの形も変わりました。 フォットショップの顔認証での写真の仕分けはロイヤルカリビアンの船ではお馴染ですが、この船ではプリントした写真を入れるフォルダーが無くなりました。

タブレット端末 ゲストリレーションのデスク


この日は日差しが強い暑い日となりました。航海日ならプールサイドは賑わったことでしょう。

屋根付きプール メインプール

中国起点クルーズでは、ノーススターとスカイダイビング・シミュレータは有料になってしまったとのこと、無料では整理が付かなくなったみたいです

ノーススター スカイダイビング・シミュレータ

ファンネルマーク+マスコット人形で、遠くからでも船名が分かるようになりました。 クアンタムのマスコットは、熊。 ちなみにアンセムはキリン。 オベーションはパンダ。

クアンタムのマスコットは熊

シープレックスでは
バンパー・カーも楽しめる
シープレックス
(洋上最大の体育館)

船首最上階のソラリウムは子供立ち入り禁止の大人の癒しの場です。隣接のビストロ(有料レストラン)では火鍋が食べられます。

ソラリウム

足早に1時間で船内を駆け抜けました。 短い時間でしたが、魅力を感じられる船でした。 次回はお客さんとして乗船したいです。

名古屋港金城ふ頭(クァンタムのデッキから)

現在、金城ふ頭に新客船ターミナルを建設する計画があります。 上の写真でNYKの自動車運搬船が着岸している付近と思われます。 客船ターミナルの横には、太平洋フェリーのターミナルも引っ越ししてくる計画です。