ナゴヤ堀川歴史観光クルーズ
(2010/10/16)

ナゴヤ堀川歴史観光クルーズ
納屋橋の上から
(左の青い鉄骨の建物が乗り場)

1610年徳川家康の命により福島正則によって開削され、開削400年を迎えた堀川を巡るクルーズが運航されました。名古屋開府400年、COP10開催、名古屋城本丸御殿「玄関の復元過程」の特別公開と機を合わせた企画です。期間限定(2010/10/1〜10/24)のクルーズですが、将来の通年クルーズや、水上バスの開設に期待がかかります。

COP10開催期間とあって、海外からの出席者の利用も期待しましたが、残念ながらほとんど利用はなかったとのこと。

コースは、納屋橋〜白鳥〜宮の渡し〜名古屋港 と 納屋橋〜朝日橋 の2コースです。料金は500円(1乗船・2区間)、1日乗船券1000円で、多くの乗客が1日乗船券を使用していました。

船と運航は東山ガーデンです。東山ガーデンはサムライクルーズの名前で堀川で屋形船の運航をしている会社です。春には私の住む岡崎にも出張して岡崎城近くでクルーズを運航しています。



納屋橋〜白鳥〜宮の渡し〜名古屋港

納屋橋の乗り場は納屋橋の袂にあります。 名古屋駅からは徒歩で20分くらいの距離です。 乗り場横の特設窓口でチケットを購入します。

「秀吉」 @納屋橋のりば 「清正」 @納屋橋のりば

「秀吉」の船内

名古屋港まで乗船した「秀吉」の定員は20名くらいです。 座敷の客室です。 コーヒとオレンジジュースが無料でサービスされました。 納屋橋〜名古屋港の他の船も同型船です。

A松重閘門(まつしげこうもん):
中川運河と堀川を結ぶための閘門
両者の水位差を調整する

材木店が軒を連ねる

現在の白川庭園の付近には木曽美林から切り出された木材を貯木する貯木場がありました。 現在も堀川の沿岸には多くの材木店があります。

山王橋付近 川岸で白鳥やアヒルを飼っています

BJR東海道線の下を通る 「利家」

C熱田記念橋 名古屋国際会議場

D宮の渡し

「宮の渡し」は、宮の宿から桑名の宿への東海道唯一の海上路でした。 その距離にちなんで「七里の渡し」と言われました。
納屋橋からの船は、半数の便が宮の渡しで折り返します、半数の便が名古屋港まで行きます。

「家康」(D宮の渡し にて) 「秀吉」(D宮の渡し にて)

御座船「義丸」 「信長」

造船所前に並ぶプレジャーボート E新幹線の下をくぐる 「正則」

熱田区千年付近の造船所の前には多くのプレジャーボートが並んでいます。 定期点検の為でしょうか?

F国道23号線(港新橋)をくぐる F堀川口防潮水門

堀川口防潮水門は、高潮が堀川に入ってこないようにするため水門です。 1964年に完成。

第四管区海上保安本部
名古屋港浮標基地

堀川の終点付近の岸壁に、沢山のブイ(浮標)が並んでいました。 海に浮かんでいる時よりも大きく見えます。

この辺りから船が揺れ始めました。 川から海への変わり目です。

海上保安庁 巡視船「みずほ」 G名古屋港 ポートビル

G名古屋港のりば

「秀吉」は女性の船頭さん。 船頭さんはお揃いハッピを着ています。 名古屋市からの貸与とのこと。



納屋橋〜朝日橋

納屋橋〜朝日橋間は、日によって運航ダイヤが異なります。 満潮になると橋に閊えるし、干潮になると船底を擦るし、運航する為の条件は厳しいとの事。

@納屋橋乗り場に接近する「清正」 「清正」の船内

納屋橋〜朝日橋間の運航船は「清正」のみでした。 「清正」は座席式で定員は20名くらいです。 座席は、将軍様が座る様な立派な椅子です。 前の座席の背面にはテーブルが付いています。

@納屋橋乗り場 @乗り場から、納屋橋方面を見る

H「清正」の船首 木々が川の上まで枝を伸ばしている

ボートを吊り上げて
地下の船庫に収納
窓から身を乗り出して

朝日橋のりばから名古屋城正門までは、徒歩5分の近さです。 堀川はこの先も繋がっていますが、「障害物有り通行不可」の表示があります。

I朝日橋乗り場

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