にっぽん丸(商船三井客船) 21,903総トン |
週末(金曜〜土曜)のにっぽん丸ワンナイトクルーズに行ってきました。金曜日の16時出港、土曜日の16時入港の24時間のクルーズです
受付開始まで時間があったので、大阪市の渡船で対岸まで往復してきました。金曜日の昼間でしたが、自転車を中心に予想より多くの人が利用していました。
天保山の渡船乗場 | 海桜(大阪市渡船) |
クルーズの乗船受付は にっぽん丸船内で行われました。航海クラブの団体(約60名)を含め、乗船客は約300名です。
大阪港は日本の各港の例に漏れず、内外のクルーズ客船の誘致に積極的ですが、乗船客にとっての利便性向上にはどれくらい意識を向けているのでしょうか? 一流のクルーズ客船ターミナルなら、埠頭内に乗船受付ができる施設が必要です。
岸壁には乗船客の荷物を運ぶためのスチュワードも居ましたが、積極的に荷物を手に取るような感じではありませんでした。ワンナイトで荷物も少ないためか、多くの乗船客は自分で手に持ってタラップを上がっていました。
UW1を掲げて大阪港出港 |
大阪港の遊覧船が掲げていたUW旗に答えて、にっぽん丸のマストにはUW1旗が揚がっていました。生憎の曇天で淡路島や明石海峡大橋は霞んでいました。
UW旗を掲げたサンタマリア ブリッジで手を振ってくれている人が見えます |
乗船客が多かった(船会社の予想より)ので、1日目の夕食と2日目の昼食は2回制になりました。
夜のスケジュールは、カクテルパーティー、夕食、メインショーの順ですが。メインショーは1回だけなので、ちょっと変則的なスケジュールになりました。ファーストシッティングの場合は、夕食とメインショーの間に時間が空くので、ラウンジでホースレースがありました。ホースレースもけっこう盛り上がっていましたが、音楽の生演奏などあればもっとクルーズ客船らしさが出ると思います。そこがカジュアルクルーズなのかもしれませんが。
最近海外の船に乗船することが多くなった私にとっては、メインショーにも物足りなさを感じました。海外の船と比較するのは酷としても、他の日本船と比べても、夜のイベントはMOPASの弱点と言えるかもしれません。
夜潮岬の沖を通る時には、ちょっとした揺れがありましたが、日が変わると穏やかになってきました。
2日目の午前中は、おはよう体操から、フィットネス、ダンス教室、輪投げ大会とイベントも多く、また午前中はずっとブリッジがオープンになっていたので、半日十分に楽しむことができました。
朝のウォーキング | 朝日で白い船体が眩しい |
昼食の後、アンラッキービンゴを後一歩で逃す頃、にっぽん丸は東京湾に入っていきました。ここから横浜入港までは、船首のネプチューンバーで東京湾のクルーズを満喫しました。
ネプチューンバーから |
横浜に一泊して、朝の横浜港を散歩しました。ランニングしている人や、犬の散歩をしている人など、思い思いに朝の爽やかな風を楽しんでいました。
大桟橋のにっぽん丸 |
氷川丸とマリンタワーが今年末(12月25日まで)で営業を休止するとのニュースがありました。各々、日本郵船と横浜市が引き継ぐとの話がありますが、どうなることでしょう。
氷川丸とマリンタワー |
日本郵船の博物館と、マリタイムミュージアムにも行ってきました。あまり時間が無かったので駆け足での見学になりましたが、”「航跡」〜船が舫いだエピソード”(日本郵船歴史博物館)、”客船クイーンエリザベス2と横浜港の30年”(横浜マリタイムミュージアム)の特別展は、しっかり見てきました。
日本丸のセイルドリル |
日本丸がセイルドリルをしていました。周りの人がノンビリ眺めている雰囲気が良いですね。名古屋港で帆船がセイルドリルをすると大騒ぎです。