海の日に合わせて毎年開催している「海の日のつどい」も、今年で10回目を数えることになりました。今回は、ゲストにPTS西日本クルーズデスクの鶴川さんをお迎えし、海外クルーズを中心とした話題について紹介して頂きました。
【鶴川さんのお話から】
PTSでは年間200本のクルーズを企画・催行しており、今は責任者となって添乗をすることが少なくなった鶴川さんも、以前は年間5〜6回の添乗をしていました。最初の添乗はセレブリティークルーズのインフィニティーでしたが、寄港地が当初の予定から変更されてしまい、事前に準備していた寄港地の資料や情報は無駄になり、見も知らない街への寄港に、冷や汗を掻きながらお客さんへの応対にあたったとのこと。
最近では日本語のメニューを用意する船も多くなりましたが、その頃は前日に英語のメニューを貰って、これを日本語に訳すのが大事な仕事でした。ただし、メニューの翻訳は厄介で、特に調理の仕方は難しく、実際の料理を見て一喜一憂することもあったそうです。
最近では、日本食(主に巻寿司)や中華、アジア料理のメニューが充実し、また美味しくなり、これらもアジアマーケットへの期待の表れの一つです。
(お勧めの船は?)
お客さん一人一人に合った船、クルーズを勧めることが大切です。そのためには、過去に乗ってことがある船やその感想を聞くことも大切です。クルーズの海域ごとに、そこの海域に強い船会社があるので、これも考慮に入れる必要があります。岸壁の数が限られている場合は、強い会社の船は岸壁に停泊し、弱い会社の船は沖止めになります。
その他、クルーズ販売における旅行会社の仕事や最近の業界の状況についても紹介して頂いた。