「船旅さん今日は」の著者として、船ファン、船旅ファンからよく知られる、小島公平さんの長寿を祝う”「船旅さん今日は」の集い” が「いしかり」伊勢湾クルーズの船上で開催されました。地元東海地区はもちろん、関東、関西地区からも多くの船キチが集まり、公平さんの長寿を祝いつつ、久しぶりに会う船友同士で近況を語り会いました。
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今年84歳を迎えた小島公平さんは、最近ではクリスタル・セレニティに乗船されるなど、今でも現役の船旅ファン。戦時中何度も危ない場面に遭遇しながら、持ち前の強運に支えられて生還されましたが、「今では、他のことは忘れてしまって、楽しいことしか覚えていない。」と長生きして船旅を楽しむことのできる幸せを語られました。
お祝いをする側の人達も多彩で、船上のレストランで偶然に公平さんに出会った方や、QM2から帰ってきたばかりのご夫婦などが、公平さんとの想い出を語られ、「年寄りは何度も同じ話をするもんだが、公平さんの話はいつも新しい。」 や 「米寿や白寿に、”船寿” を追加して、公平さんをその第一号にしよう。」などの話が出ました。
季節はずれの台風の襲来で、”はたして、「いしかり」は予定通り名古屋に入港するのか?”心配していましたが、台風が南に反れ、「いしかり」の伊勢湾クルーズが予定通り実施されました。乗船客の多くは子供づれの家族で、船内は賑わっていましたが、曇天の肌寒い天気で、デッキは少し寂しい感じでした。
伊勢湾クルーズの料金(大人6000円、小学生4000円)には、ランチバイキング代が含まれています。食事の内容は、名古屋〜苫小牧航路に就航している時の夕食とほぼ同じ内容です。ステーキをメインにした和洋折衷のメニューにサラダバー、デザート、飲み物。一通り食べれば満腹です。
久しぶりに会った船友の方々とのおしゃべりに夢中になり、残念ながが船内のイベントには参加できませんでしたが、ピアノとヴァイオリンの演奏や、マジックショー、ビンゴゲームなど4時間の乗船時間(航海時間は3時間)にしては盛り沢山のイベントです。食事が終わった後も、無料のコーヒやジュースを飲みながらイベントが楽しめ、ちょっとしてクルーズ気分が味わえます。
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停泊する「いしかり」 |
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3時間のクルーズも終わりです |
「いしかり」就航より4年後の1995年就航ですが、錆び色が目立つ船体は「いしかり」より古く見えてしまいます。処女航海からの帰りの航海に名古屋から大阪まで乗船した時は、「素晴らしいフェリーがまた名古屋に就航した。」と喜んだものですが、今は”クルーズフェリー”の名前に負けています。就航当時はサービス要員も多く、ハード、ソフトともに良い船でしたが、倒産騒ぎの後はサービス要員の数も減らされ、サロンやバーも営業していないと噂に聞きます。名前通りの”クルーズフェリー”の姿を再び見ることはできるでしょうか!!
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「クルーズフェリー飛龍」 |
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後で追加された部分は撤去された様子 |
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