クリスタルハーモニー中国クルーズ
Mysteries of the Orien Cruise
2004/4/28〜5/5
(2)船内の紹介

(1)寄港地の紹介
(3)中国で出会った船


Crystal Harmony (Nassau) in Kobe
総トン数:49,400トン
全長:241m、全幅:29.6m
旅客定員:940名 乗組員:545名
推進方式:ディーゼルエレクトリック
就航:1990年

(1) クリスタルコーブ(5F)

ハーモニーのエントランスホールはクリスタルコーブ。ダンスをする男女の像が印象的です。上海、大連、天津ともに、ギャングウェイがクリスタルコーブの右舷側に設けられたので、下船の待ち合わせ場所としても重宝しました。左舷側にはバーがあり、夕方にはピアノの弾き語りもやっています。右舷後方にはメインダイニングへの入口があり、ピアノ演奏を聴きながらの食前酒にも使えます。

フロントデスクには船の絵葉書がどっさり置いてあり、追加の絵葉書がほしい場合も気兼ねする必要がありません。船内では中国元への両替サービスはなく、上陸してから両替する必要があります。最近の船で良く見かけるATMはハーモニーには設置されていないようです。私は重宝しているのですが。

クリスタルコーブ

料理の祭典グランド・ガラ・ビュッフェは、ランチタイムにクリスタルコーブで開催されました。料理はそのままメインダイニングに持って行って食べることができます。

”グランド・ガラ・ビュッフェ”
”シュガーレス”の表示があるケーキも多い

(2) クリスタルダイニングルーム(5F)

ハーモニーのメインダインニングはクリスタルダインニングルーム。オーソドックスなワンフロワータイプで、朝食、昼食は自由席、夕食はツーシッティング制です。窓際を中心に、2名のテーブルが多く配置されています。レストランの入口にはウェィターが待機していて席まで案内してくれますが、女性客には腕をとってエスコートしていました。私のテーブル担当はイザベラさん。オーストリア出身の女性です。

クリスタルダイニングルーム
窓際の席

フレンチ主体のメニューですが、夕食のメニューの中にはいつもパスタがありました。昼食には、和風や中華風の料理もありました。席に着く時テーブルに置かれているプレゼンテーションプレート(位置皿)はクリスタルオリジナルで、後で紹介するビストロで使用されているお皿と一緒に船内の売店で販売されています。航海中にギャレーツアーがあり、厨房が見学できます。

厨房(ギャレーツアー)
定番 ベークドアラスカ

(3)リドカフェ、キョート、プレゴ(11F)

最上階のひとつ下の11階の後部には3つのダイニングがあります。左舷のリドカフェでは、午前5時に始まる「早起きさんのコーヒー」から昼食まで、ビュッフェスタイルの食事が摂れます。リドカフェの後部はオープンデッキになっていてここでも食べられます。潮風に吹かれながら食事は最高です。省力化を進める船が多い中、サービス要員の数は多く、私がトレーを持って席を探していると、運ん直ぐにウェイターが近づいてきて、席まで運んでくれます。飲み物のお代わりも、こちらから注文する前に「もう一杯如何」と聞いてくれます。リドカフェが混雑している時には、キョートとプレゴの席を開放して、そちらのテーブルも使っていました。

ウェーキーを見ながらの朝食は至福の時

右舷側には、キョート(和食)、プレゴ(イタリアン)のダイニングが並んでいます。夕食のみの予約制で、テーブルチャージなどの追加料金は必要ありません。和食が恋しくなった時にはキョートはありがたい存在でしょう。プレゴは、ロブスター料理が多いので、料理を選ぶときに、前菜とメインでロブスターが重ならないように注文する必要があります。両店ともに毎日同じメニューなので、何度も通うと選択肢がなくなります。また、人気が高いので、早めに予約しないと希望の日時の席が取れません。

(4) トライデントグリル、アイスクリームバー(11F)

可動屋根つきの屋内プールサイドには、トライデントグリル、アイスクリームバーがあって昼前から夕方まで、 ハンバーガーとアイスクリームが食べられる。
終日航海日には、趣向を凝らしたランチブッフェがプールサイドで行われました。この日は、"American Classic Buffet"。

屋内プールとトライデントグリル
準備中の American Classic Buffet

(5) ビストロ(6F)

私がよく利用したのがビストロ。昼前から夕方まで、ペーストリー、ケーキ、ハム・チーズと飲み物が、提供されます。ちょっと小腹がすいたり、コーヒが飲みたくなった時に重宝します。小さいスペースなので、混在していることが多い店です。エスプレッソやカフェラテも注文できます。シェフやウェイターを図案にしたお皿やカップがユーモラスです。

ビストロ

(6) パームコート(11F)

ハーモニーやクリスタルクルーズの雰囲気をもっともよく表しているのが、このパームコートではないでしょうか。ゆったりとしたソファーで飲むティータイムは最高です。ティーカップもお洒落で、ウェイターのサービスもスマートです。ハーモニーのケーキは、私の口に合うケーキで、ついつい手を出してしまいます。他の船ではこんなケーキに出会ったことはありません。通常は、イギリス式(おそらく)のサービスですが、ある日は、”American Summer Tea Time”。ウェイター、ウェイトレスの服装も変わり、メニューもアイスティーやアイスコーヒ中心になりました。

パームコート(1)
パームコート(2)

パームコートの夜は、ダンスフロアーになります。プロのペアのダンサーの他に、お客さんの相手をするダンスホストが乗船しています。プロのダンサーは、ダンス教室(無料)を担当している他、プライベートレッスン(有料)も受け付けています。
パームコートの用途は多彩で、フェアウェルパーティーもここで開かれます。タキシード率は高く、50%を超えていました。

Egil Giske船長の挨拶(フェアウェルパーティー)

(7)ビスタラウンジ(11F)

意外に人気がなかったのが船首最上階のビスタラウンジ、アラスカクルーズのような景色の良い場所だと多くの人が集まるかもしれませんが、今航海ではあまり人がいませんでした。日本の旅行会社のほとんどはここでプライベートパーティーを開催していました。日本人オフィサーは引っ張りだこです。

後ろの席が見晴らし抜群
ちょっと寂しかったビスタラウンジ

(8)屋外プール(11F)

季節的、海域的に、プールを利用する人はあまりいませんでした。

プールは貸切状態

(9)ギャラクシーラウンジ(6F)

夜のメインイベントはギャラクシーラウンジのショーです。私の乗船中にはプロダクションショー2回と女性ボーカリストのショー、コメディアンショーがありました。ギャラクシーラウンジのステージは、客席が三方を取り囲む形なので、最近のメガシップと比べてステージと客席の距離が短く感じられました。プロダクションショーは2人のヴォーカリストと8人のダンサーが演じます。人数が少ない分、衣装換えの回数は半端じゃない。

プロダクションショー ”RHYTHM”
ポスターで飾られたギャラクシーラウンジ入口

昼間にバックステージツアーがあり、ダンサーとスタッフの人が舞台の裏側を説明してくれました。

照明と音響のコントロール装置
衣裳部屋

特別ゲストショーとして、クロードチアリさん親子のギター演奏 と ”料理の鉄人”にも出演した程一彦シェフの料理ショーがありました。

程一彦シェフの料理ショー
舞台から見たギャラクシーラウンジ

(9)クラブ2100(6F)

夜のダンスタイムは、クラブ2100かパームコートのどちらかで、毎夜生バンド付きで楽しめます。クラブ2100では、昼間はビンゴなどのイベントも行われます。ジャックポットビンゴの賞金は$1000。私はあと1つで逃しました。(実は、ほとんどの人があと一つ)

クラブ2100

(10)アベニューサロン(6F)

毎日の締めくくりは、アベニューサロンでピアノの弾き語りを聴くのが日課でした。いつも同じウェイトレスの方が担当で、”いつものやつね”という感じでドリンクを持ってきてくれました。ハーモニーの夜は早く、どこのラウンジやサロンも人が少なめです。乗客が少ない性でしょうか? 日本人が多いからでしょうか?

アベニューサロン

(11) 洋上コンピュータ大学(11F)

11F洋上コンピュータ大学では、コンピュータの講習会が開催されていました。また、船者客全員にメールアドレスが用意されていてメールの受発信が可能なほか、24時間インターネットでWEBの利用が可能です。私はプロバイダーのHPからWEBメールを利用しました。日本語の表示はできますが、日本語入力ができないので、文章は英語で作成する必要がありました。インターネットの利用料金は、100KBにつき2$と割高なため、できるだけIMAGEを表示させない工夫が必要です。コンピュータ持参の人は、自分のキャビンからインターネットに接続することも可能です。

コンピュータ大学
(クリスタルクルーズHPの画像)

(12)私のキャビン(5F)

船首よりのアウトサイドで一番安い部屋を予約しましたが、2ランクアップで丸窓から大きな四角い窓に変わりました。船会社のご好意か、旅行会社のご好意かは分かりませんが、昨年のクルーズがキャンセルされたお詫びだと思います。ハーモニーは全室バスタブ付きです。そのためかバスルームがちょっと窮屈で、ドアの開け閉めの際に体を捩じらせなければなりません。ある夕方シャワーを浴びようとしましたが、長い間冷たい水しか出ませんでした。お湯の利用が重なって、供給が追いつかなかったのかもしれません。また、トイレの水が流れないことがあり困りました。が、電話すると迅速に対応してくれました。部屋の微妙な温度調整がなかなか思い通りにいかず、他の乗船客も同じことを言っていました。

悪い点を連ねてしまいましたが、キャビン全般は快適で、清掃も行き届き居心地の良いキャビンです、クロゼットには邪魔なくらい沢山なハンガーがあり、バスローブが掛かっています。外国船には珍しく、使い捨ての部屋履きのスリッパがありました。(私は、海外旅行の際には、日本から愛用のスリッパを持参しています。)。私のキャビンは、隣の部屋との続き部屋になる仕様で、クロゼットの中に扉がありました。

冷蔵庫の中には、無料のソフトドリンクが用意されていて、飲めば補充してくれます。他に氷もサーバに用意してくれています。
ルームサービスは24時間無料ですが、注文する機会はありませんでした。

Dクラスのキャビン
右手がクロゼットとバスルーム

(1)寄港地の紹介
(3)中国で出会った船


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