名古屋港ガーデン埠頭に、カナダ海軍のフルゲート艦「バンクーバ」、自衛隊のミサイル護衛艦「はたかぜ」、航海訓練所の練習船「大成丸」の3隻が入港し、船内見学会を実施しました。時折小雨の降るうっとうしい天気でしたが、大勢の見学者でにぎわいました。
|
向こうが「バンクーバ」 |
|
全長 :134.1m 全幅 :16.4m 喫水 :7.5m 排水量:4,750トン |
「バンクーバ」は、カナダの文化・歴史・産業を紹介し日本との交流を深めるために全国で開催されている「Think Canada 2001/見えてくる、カナダ 2001」の一環として名古屋港を親善訪問しました。
他の2隻の見学を終えた後「バンクーバ」に向かうと、見学者の長い列が伸びていました。見学時間終了まで1時間以上余裕があったのですが、これから並んでも時間切れになるということで、打ち切られていました。「バンクーバ」ではブリッジも解放されていたようで、見学できなく残念でした。
「はたかぜ」のダークグレーと比較して、少し緑色っぽい明るいグレでローシルエットな船体です。「はたかぜ」と比較してかなり年期が入っているよう思えます。
|
建造:1986年 排水量:4,600トン 全長:150m 全幅:16.4m 喫水:4.8m エンジン:72,000馬力(ガスタービン) |
ミサイル護衛艦「はたかぜ」は「バンクーバ」のホスト艦として名古屋港に寄港しました。船内見学は甲板を一周して各兵器類を見学するコースで、ブリッジや艦の内部の見学はできませんでした。
|
建造:1981年 総トン数:5,886トン 全長:124.84m 全幅:17m 喫水:5.80m エンジン:7,000馬力(蒸気タービン) |
「大成丸」では、ブリッジとその一層下の模擬ブリッジの見学の他、エンジンルームでは最近の商船では珍しくなったタービンエンジンが見学できました。食堂では、ビデオで「大成丸」が紹介されていました。船内の各所では初々しいけど、ちょっと頼りなげな練習生が説明にあたっていましたが、練習船での厳しい訓練に耐えて、海の男、海の女に育っていくことでしょう。
|
「やしの実」の甲板磨きが行われています |