(船旅便より)
ROYAL.VIKlNG.LINE(R.V.L)
日本スカルド・クラブの設立について

ROYAL.VlKlNG.LINE.日本総代理店
エバレット汽船・客船営業本部
松井 澄夫


 私が日本人だけのR.V.L.SKALD.クラブを作ってみようと考えたのは,昨年の暮頃でしたでしょうか。その意を更に強くしたのは,今年4月にサンフランシスコで,世界各国より集った,マネージャーのミーティングがあった時の事でした。帰国早々,会員の皆様のみならず,過去に乗船された方々に連絡を取らせていただいたところ,その反響も又,大きく,今年の9月か10月には第1回の会合が持てる様になり,現在その準備中です。

 このスカルド・クラブ会員の特典は,
(1)年2回発行される,クルーズ・アトラスと呼ばれる豪華パンフレット(2年先のスケジュールと運賃表が内容)が自動的に航空便で,サンフランシスコ本社より,メンバーの自宅に自動的に送付される。
(2)スカルド・メンバー用のスカルド・クルーズに参加乗船した時の特別ギフトが贈呈される。
(3)船内で度々催されるスカルド・パーティへの招待。
(4)ファンネルマーク入りの名前を印刷した,スカルド・タッグ(特別名入りプラスチック荷札)が配布されること。
(5)年2回発行されるスカルド・ブックが配布されること。
(6)R.V.Lの最新ニュース・レターが時々送付されてくること。
等が挙げられます。

 4月のミーティングの際,これらのニュースが全部,英語だけで発表されているのは,会員間の意思の疎通を欠くという話題が,スペイン,フランス,ドイツ等のヨーロッパ諸国や,南米諸国の代表より声が上がり,現在これをどの様に改善すべきかという問題が出て来ました。
 日本においては,私が出来るだけ会員のお役に立つということから,その都度邦文にして,送ってありますが,これをもう少し改善し,会員,諸兄姉の良きアドバイスをいただきながら,この会の発展に努力すべく,日本のスカルド・クラブの設立に踏みきったものなんです。

 現在R.V.Lに過去に乗船された方の旧住所等も,大分新しく整理してありますが,もし連絡が不充分であるという方がおられましたら,この誌上をおかりして,お詫び申し上げますとともに,ご一報いただれば幸いです。
 おかげ様でR.V.L.もすっかり,日本の船旅ファンの間になじまれて参りました。 来年も,再末年も日本寄港のスケジュールが発表されております。 船体も,22,000トンより,29,000トンの巨大船に生まれかわりつつあります。 今後,日本のスカルド・メンバーも大巾に増加してくると考えられます。 日本のクルーズ・マーケットは今後,欧米並みに発達してくるものと予想されておりますが,いつもROYAL.VlKlNG.LINE.の三姉妹船を,こよなく慈しんで下さる会員諸兄姉の為,私ども今後とも出来るだけの努力をしていきたいと考えております。

 「ふあんねる」誌上をお借りして,恐縮ですが今後とも倍旧のご支援の程,お願い致します。


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