2018年 飛鳥Ⅱ
世界一周クルーズ乗船記
6月13日 終日航海日
(メキシコ沖)

南十字星が見えた
位置:西経103-16 北緯16-02
天気:晴れ
気温:28℃(最高30℃ 最低28℃)

深夜2時にアカプルコ沖を通過。前方にハリケーン"BUD"がいます。ハリケーンは衰える見込みのため直接の影響はありませんが、うねりがあり、昨日より2ノット速力が落ちました。また、揺れのためプールの水が抜かれました。

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◆講演 「脳と幸福」 茂木健一郎さん
脳科学者 茂木健一郎さんの講演がありました。大盛況で6階のハリウッドシアターは満席となり、臨時の椅子が追加されました。

配偶者や子供の有無、財産の多さは、幸福度の差に表れず、GDPが上がっても幸福度に変化はない。
”お金が無いから幸せになれない”という幻想から解放されることが幸福である。

人間の個性は長所と短所が表裏一体。本人は気が付かず、個性を映す鏡は他人の頭の中にある。個性を受け入れることが幸福への道。自分の欠点を笑いに変えられたら最高。

雑談は人工知能ができない能力。他人の噂話は満足度を上げる。他人の不幸やトラブルの話しを楽しみながら、自らが陥らないたようにするための事例を集めている。

講演終了後、質問を受け付けました。2人の方が質問しました。 ”男と女の脳の違いは” ”トランプ大統領をどう分析するか” 後者はタイミングがよく、前者は4月3日に開催された黒川伊保子さんの講演「男と女の脳科学 ~妻ごごろと夫ごころはなぜこうも相容れないのか」と比較する上で、どちらもナイスな質問でした。

自分の大切な人の気持ちをいつでも受けいられるのが、ジェントルマンの条件です。
トランプ大統領は前言を翻すことに躊躇しない性格ですが、それは一貫したアメリカ政府の基盤の上にあるからこそ成り立っている。


大盛況のハリウッドシアター

◆メインショー レジェンド・オブ・ラスベガス
エルビス・プレスリーとマリリン・モンローのインパーソネータによるショーです。

◆星空教室
4月7日のインド洋以来、久しぶりに星空教室が開催されました。飛鳥Ⅱが北上すると緯度が上がり南十字星が見えなくなります。その一歩手前での開催です。

デッキの強風を抑えるため針路を変え、デッキの照明を落としました。前回より遥かに綺麗な星空です。

お目当ての南十字星が鮮やかに見えました。金星は光り輝き、海面に光の橋が映しています。木星や土星も綺麗に見えました。


鮟肝ぽん酢 銀鮭 車海老

ふぐひれ吸い

海老芋の揚げ出し 野菜あん掛け

帆立の雲丹焼き


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