2018年 飛鳥Ⅱ
世界一周クルーズ乗船記
6月11日 プエルトケッツァル
(グアテマラ)

アンティグア観光
位置:西経90-47 北緯13-55
天気:晴れ(のち曇り一時雨)
気温:31℃(最高31℃ 最低24℃)

プエルトケッツァル港には客船ターミナルがありますが、桟橋が修理中で利用できず、貨物船用の岸壁に着岸しました。別の客船がぶつけて桟橋を壊したのが原因とのこと。

グアテマラでは一週間前にフエゴ火山が爆発し、死者や行方不明者が出る惨事が発生しています。フエゴ火山までは、飛鳥Ⅱが寄港するプエルトケッツァルからは60Kmくらい離れていますが、観光に訪問予定のアンティグアからは約25Kmの距離です。

一時、寄港や観光に影響があるかどうかを調査中との案内が出ましたが、情報収集の結果、寄港に支障がないことが判明したとのこと。

但し、プエルトケッツァルからアンティグアまでのコース上にある道が通行止めになり、迂回のためツアーバスの所要時間が、片道1時間30分から2時間10分に延長されました。アンティグアの街に入れるバスは小型のマイクロバスに限られ、”途中トイレ休憩できません”との注意書きもあったので、ツアーをキャンセルした人も少なくなかった様です。

プエルトケッツエ入港



貨物船用岸壁に着岸

フエゴ火山の噴煙が見える

アンティグアは標高1530mの高さにあります。道中は高速道路を走ったり、急な山道を走ったりします。途中、小さな村の中を通ると、あまり豊かではない生活ぶりが伺えます。しかし、スクールバスが頻繁に走っており、生徒は制服を着ていたりしていて、教育環境は良いように感じました。

ツアーの日本人ガイドさんは、スペイン語を習うためグアテマラに来たとのこと。グアテマラはスペイン語を学ぶための教育機関が整っていて、なまりのないスペイン語を話すので、スペイン語を学ぶのに最適とのこと。

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アンティグアの街への到着は、石畳を走るタイヤからのガタゴトの振動で分かりました。予定の所要時間ぴったりの2時間10分でアンティグアに到着しました。

まず街を見下ろす十字架の丘に登ってみました。頑張って登ると街の中心部から20分位で行けました。道が整備されていて迷うことはありません。


十字架の丘から見たアグア火山

アグア火山とアンティグアの街

アンティグアの街は、1543年から230年間にわたりスペイン植民地時代の中米地区の総督府がおかれた古都です。その後、度重なる地震により壊滅的な被害により1776年にグアテマラシティーに首都が移されました。

アンティグアは、石畳とパステルカラーの建物が綺麗な街です。世界遺産に登録されています。


アンティグアのシンボル 時計台

カテドラル

中央広場

アンティグアでは教会を巡る予定でしたが、パステルカラーの建物が並ぶ街に趣があり、そぞろ歩くだけで楽しくなります。結局、教会には入らず、教会への入場料のために両替したお金は、スーパーでの買い物に当てました。








グアテマラの定番のお土産はカラフルな色合いの織物とコーヒーです。

アンティグアのマクドナルドに入りました。ここは観光客に人気らしい。外観は街並みに溶け込み、マックらしさがありません。

アンティグアの建物は、壁が道に接し、建物の中を通り抜けると中庭がある造りになっています。マクドナルドも同じ造りで、建物の中のカウンターを通ってさらに入ると中庭があり、ここにテーブルが並んでいます。

グランデサイズのカフェラテを注文したら、大きなカップで出て来ました。


マクドナルドの入口

大きなカップのカフェラテ

中庭のテラス

この地方は今は雨季で、毎日夕方になると、スコールがあるとのこと。

この日は、アンティグアの街を出る頃パラパラと降っていた雨が、途中で本降りになりました。それでもバスは快調に進み。帰りは2時間掛からずに港に帰り着き、1回目の食事の人も夕食の席に着くことができました。

港に着いた時には、雨が上がって、空が明るくなっていました。

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出港は19:00です。今日はボンボヤージュ(出港パーティ)がなく、静かに港を離れました。



◆メインショー 演芸会 古今亭志ん彌師匠 マグナム小林さん
マグナム小林さんの荷物は結局船には届かず、今日も借り衣装で出演です。志ん彌師匠は、小噺、古典の後、踊りを披露してくれました。

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船内で地震被害に対する義援金の募集があり、乗客、乗組員、船会社の義援金を合わして、在グアテマラ日本大使に預けました。グアテマラ政府の観光担当部門からは、”飛鳥Ⅱの寄港が何よりの支援” とのメッセージを貰いました。


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