2018年 飛鳥Ⅱ
世界一周クルーズ乗船記
4月19日 終日航海日
(スエズ運河)

スエズ運河
左舷は緑、右舷は砂漠
位置:東経32-19 北緯:30-47
天気:晴れ
気温:25℃(最高 34℃ 最低 22℃)

早朝3時半、錨を巻き上げる音で目が覚めました。4時過ぎパイロットが乗船し、飛鳥Ⅱは進み始めました。北航船団は総勢18隻とのこと。


航路図

船団が集結しています

飛鳥Ⅱの後ろは巨大コンテナ船

飛鳥Ⅱが船団の先頭をきって進みます

朝5時です。いよいよ、スエズ運河に入ります。


スエズ運河入口

運河の入口近くにモスクがあります

コンテナ船が飛鳥Ⅱに続く

左舷のアフリカ側は緑がありますが、右舷のシナイ半島は砂色です。


シナイ半島に朝日が昇る



左舷側

可動浮き橋

船尾から

2015年8月完成の拡張工事により、途中水路が2つに分かれ、北航船と南航船は別の水路を通ります。これにより行き会い船を待つ必要が無くなりました。運河の岸には所々ビットがあり、砂嵐が来ると、このビットにロープに掛けて船を停船させ、砂嵐をやり過ごします。


北航船は右(東)の航路を通る

砂漠の上を走る船

一時停船用のビット

パイロットと一緒に乗り込んできた現地の運航要員がデッキで商売を始めました。


パイロットステーション

デッキの蚤の市

レールウェイ橋は、今は使われていない可動橋です。南航船の水路上にあり、北航船は通りません。


後続のコンテナ船

レールウェイ橋 橋の間を南航船が通る


スエズ運河架橋は日本の援助(約6割)で2001年に完成しました。運河を横切るフェリーはトラックや自動車を満載しているのに、スエズ運河架橋を通行している車両が見あたりません。偶然? or  ひょっとして役に立たない支援をしてしまった?

スエズ運河架橋の手前から再び水路が一つになり、一方通行になります。ちょうど南航船団の最後尾の船が行った後、飛鳥Ⅱが一方通行の水路に入りました。おそらく速度を調整してタイミングを図ったものと思います。


スエズ運河架橋

ポートサイドが近づくにつれ、建物が増えてきました。午後3時頃、予定時間から1時間遅れてスエズ運河を抜けました。


運河沿いの街

ポートサイド方面に向かう列車

スエズ運河を抜けて地中海に入る

◆メインショー Ting Tingコンサート
今夜は中国琵琶の演奏だけでなく、歌声も披露して頂きました。曲間に歴史の話がありました。シルクロードに関わる話でこちらも興味深い話です。琵琶の名前の由来は、形が果物のビワに似ているからではなく、弦の二種類の弾き方(琵と琶)に由来しているとのこと。

◆ラウンジコンサート やなわらばー
今夜のコンサートは、”みんなで歌おう”です。「上を向いて歩こう」を合唱し、沖縄民謡に合いの手をいれました。


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