ギャラクシー アラスカクルーズ
1999年6月11日〜18日
コースと寄港地(1)

ギャラクシー
セレブリティークルーズ
77,713総トン
全長264m 全幅 32m 
乗客定員1870人 乗組員900人

1.コースと寄港地(1)(このページ)
2.コースと寄港地(2)
3.ギャラクシーの船内生活
4.クルーズで出会った客船


ギャラクシーの1週間のアラスカクルーズに乗船しました。アラスカは世界の海域のなかで最もクルーズが盛んな海域の一つです。また、ギャラクシーは客船のレイティングで上位に位置する評価の高い船です。これら素晴しい条件に加え、比較的割安な料金にひかれてツアーに申し込みました。
アラスカクルーズでは、
(1)氷河を中心としたアラスカの自然を楽しむ
(2)世界の桧舞台で活躍する第一線のクルーズ客船を楽しむ
(3)アラスカに集まってくる数々のクルーズ客船を見て楽しむ
の3つの楽しみを持つことができます。このページでは、その各々について紹介していきます。

今回のツアーは、ギャラクシーの所属するセレブリティークルーズのディスカントに合わせ旅行会社が企画したものですが、割安な料金にもかかわらず参加者はあまり集まらなかったようです。本来ならツアー中止になるところでしたが、参加者の希望が強かったため、当初予定だった添乗員は付きない条件で催行されることになりました。

ギャラクシーは金曜日にカナダのバンクーバを出発し、7泊8日のクルーズを行ったあと次週の金曜日に再びバンクーバーに戻ります。

6/11(金) 17:45 バンクーバー出港
6/12(土)   終日航海(インサイドパッセージ)
6/13(日) 10:00/23:00 ジュノー
6/14(月) 07:00/16:00 スキャグウエー
  17:30/23:00 ヘインズ
6/15(火)   終日航海(グレーシャーベイ)
6/16(水) 11:00/20:00 ケチカン
6/17(木)   終日航海(インサイドパッセージ)
6/18(金) 07:00 バンクーバー入港

ギャラクシーはバンクーバー港のカナダプレイスというターミナルから出港しました。カナダプレイスは市の中心部にありホテルが立ち並ぶ街中からも歩いていけます。ターミナルの上層には、シアターやホテルがあります。乗船は正午ごろから始まりました。乗船手続きに時間が掛かると聞かされていましたが、思った程でもなく船内に入ることができました。
夕方といってもまだ明るい中、バンクーバーを出港しました。岸壁の反対側からは、姉妹船のマーキュリーがやや遅れて出港しました。出港中の船の横を水上飛行機が平気で離水していきます。ライオンズゲートブリッジの下を通って船は北上します。

マーキュリーより一足早く
カナダプレイスを離岸する
ライオンズゲートブリッジの下
を通ってアラスカへ

このクルーズでは、行きと帰りにインサイドパッセージの終日航海日が2回ありました。アラスカ(アメリカ)域内もインサイドパッセージと呼ばれますが、一般的にいうインサイドパッセージは、バンクーバー島と大陸(カナダ)間の内海のことを指します。
行き(北上)にはインサイドパッセージを夜間通過します。手持ちの地図ではその後外海を通るように書かれていましたが、船を大陸寄りを走り、島の間の狭水道を縫うように進みました。船内アナウンスでは頻繁に説明(客室には聞こえないようにしています)しているのですが、詳細な地図を持っていなかったのでどこを通っているのか分からず残念でした。

インサイドパッセージを通過した後も狭い水路が続く
(STRATOSPHERE:成層圏ラウンジ)
船尾からの景色

**ジュノー**
ジュノーはアラスカ州の州都で、「ジュノー」の名前はゴールドラッシュ時代の鉱山師の名前から付けられています。海峡を挟んで島と向かい合う形で街並が続き、町のすぐ後ろに山が迫っています。その山頂まではロープウェーが結んでいます。

ジュノーの街並
ロープウェーから見たギャラクシー

ジュノーでは、ショアーエクスカーションでヘリコプターを利用した氷河観光に参加しました。ヘリコプターからの光景は、幻想的であり感動的でもあります。途中氷河の上に降り立つことができます。料金の高さ(約180ドル)に見合った納得できる内容でした。

ヘリコプターから見た氷河

**スキャグウェー**
ゴールドラッシュ時代に金を求める人々で賑わった街です。スキャグウエーとホワイトホースを結ぶ鉱山鉄道があり、現在も観光用に運転されています。

スキャグウェーのギャラクシー

碁盤の目のように道路が走る街並
スキャグウェーはキャンピングカーも多い

鉱山列車はスキャグウェイの岸壁に引き込み線があり、船を降りて直ぐに列車に乗ることができます。最初蒸気機関車が煙を一杯に吐いて引っぱっていましたが、一旦停車したと思ったら途中からディーゼル機関車に変わってしまいました。この鉄道はかなり急な坂道を上っていくので蒸気機関車では無理なことが後になって分かりました。ディーゼル機関車も重連で引っぱる位の急勾配でした。
スキャグウェイの引き込み線の後は崖になっているのですが、そこにはこの港に入港した船の名前とマークがペンキでぎっしり画かれています。もちろんギャラクシーの名前もありましたが、残念ながら日本船の名前は見つけることができませんでした。

崖には入港した客船の名前が描かれている
10両連結の客車をひく機関車

崖っぷちを走る鉄道
鉄道は、かなりの高さまで上っていく
  

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