クルーズフェリー飛龍21(名古屋〜大阪)
りつりん2(神戸〜高松)

1999年4月28日


クルーズフェリー飛龍21
有村産業:9,225トン

名古屋港を水曜日に出港するので乗船の機会が無かった クルーズフェリー飛龍21 にゴールデンウィークを利用して乗船することができた。
「飛龍」と比べて二回りくらい小さく、外観上もかなり異なる。上記の写真にもあるように、デリックを備えて後部甲板上にコンテナを積むことができる。
船内に入って直ぐに感じる印象は天井が低いことだ。慣れるまでは圧迫感を感じる。「飛龍」の天井も隣の岸壁の「いしかり」に比べると低いと感じたが、「飛龍21」はそれよりさらに低い。
キャビンは、2段寝台の12人部屋で扉はなく通路とはカーテンで仕切られている。他のフェリーの2等寝台と比べて遜色はないが、トイレ・シャーワー付きの「飛龍」と比べるとグレードが落ちる。「飛龍」と同じ料金というのは納得できないが、名古屋〜大阪 3、600円なら「飛龍21」でもお得である。

木甲板のデッキ
レストラン

「飛龍21」にも船首のサロンとバーがあり、営業時間も長い。それぞれは、こじんまりしていて落ち着ける雰囲気だ。
サロンは出港前から営業され、昼食の間の休憩時間を挟んで夕食時間まで営業している。バーは夕食後から営業するので、サロン〜レストラン〜サロン〜レストラン〜バー の順に名古屋〜大阪までは常時どこかが営業していて、非常に都合が良い。乗船客は約20人で常に貸切状態であるにも拘わらず、開店してもらえるのがありがたい。
サロンやバーでは研修中の女性が先輩に付いて働いていた。船首のサロンは船内で一番揺れるところ、文字通り「波にもまれて」一人前になっていくことだろう。
他のフェリーでは乗組員の人達と話しをする機会もないが、この船ではサロンやバーで、船内での話題や沖縄の話しなど興味深い話し等も聞け、乗船中退屈することもなく過ごすことができる。
「飛龍」では、乗船客が少ない時にはカフェテラスで食事が出されるが、「飛龍21」はメインレストランしかないので、乗船客が少なくてもここで出される。

「飛龍21」は10時30分名古屋を出港し(「飛龍」に比べ30分早発)、21時50分大阪南港に入港する(今航は約20分延着)。
現在、東京寄港を申請中とのことである。東京を夕方に出港し、翌日朝名古屋入港、夜大阪入港となる予定である。この航路を利用すれば、東京〜大阪のミニクルーズが可能である。しかも名古屋寄港付きである。船旅ファンにとっては楽しみである。またハイシーズンには屋久島寄港も検討中とのことだ、屋久島は人気の観光地であるが、交通の便が悪いので簡単には行けない所である。有村のフェリーが寄港すると利用者が多くなるのではないだろうか。

就航当時船内で色々なイベントを開催していたが、最近は何も実施していないらしい。この航路は貨物が主で、乗客が少なくては費用がかかるイベントができないのは仕方がないことである。今、乗組員の人達は沖縄民謡の練習しているとのことだ、近い将来、船内で御披露目があるかもしれない。場所は既に用意できているので、これを有効に使うためにも頑張ってほしい。

神戸港第三突提を離岸する りつりん2
加藤汽船:3,560トン

東神戸フェリーセンター(青木)に入港していた神戸〜高松航路が乗り場を第三突提に移動した。今は加藤汽船1社が2隻で1日5往復の運航を行っている。徒歩客のためには、車体全体に「こんぴら2」が描かれた送迎バスが神戸三ノ宮駅と乗り場の間を結んでいる。
中突提を中心とする神戸港のこのあたりは、明石海峡大橋開通で徳島や淡路島への高速艇の便がなくなり、関西汽船の別府航路も下りの一便のみが寄港するだけとなり寂しくなった。高松便の就航で定期航路も少しは活気づいてくれるだろう。

港内で回頭中(後ろは 小豆島便のさんふらわあ)

深夜の便に乗船したが、ゴールデンウィークでもあり予想していたより乗用車や乗船客は多かった。「本船は2等のみの営業」とはり紙がされ1等船室が閉鎖されていた。就航当時は華やかだった船内もちょっとくすんできた感じがする。本船の先行きは如何なものであろうか?


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