第五港湾「清龍丸」見学会
1999年2月27日

清龍丸
用途:浚渫船 兼 油回収船
所属:運輸省第五港湾建設局
全長:96.73m
全幅:16.00m
総トン数:3627トン
建造:昭和53年

平成9年日本海で発生したナホトカ号からの重油流失事故の際活躍した、「清龍丸」の見学会が開催された。本船は通常、名古屋港へ入港する船舶の大型化に対応するため、名古屋港の航路の浚渫作業を実施している。

清龍丸は24時間体制で作業を実施しており、船長、航海士、機関士などは、首席、次席、參席と3人づつ乗船勤務している。

清龍丸のブリッジ

浚渫作業や油回収作業は自動化されており、それをコントロールするためのコンピュータ機器がブリッジに並んでいる。浚渫作業は自船の位置の測定や海底の深度を厳密に測定する必要があり、進行方位、速度の微妙なコントロールが要求されるため、他船にはない機器を目にすることができた。

白龍
用途:清掃船 兼 油回収船
所属:運輸省第五港湾建設局
全長:25.00m
全幅:10.80m
総トン数:196トン
建造:昭和53年

この日は、「白龍」の見学会も予定されていたが、強風のため岸壁からの見学のみになった。
「白龍」は通常、伊勢湾や三河湾内に浮遊しているゴミを回収しているが、油流出事故が発生すれば、直ちに現場に急行する。

ぽーとおぶなごや2
建造:横浜ヨット

名古屋港の公務挺が新造され、関係者向けの試乗会が開催されていた。観光船を思わせるスタイリシュな船である。機会があれば、一般市民にも御披露目して頂きたい。


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