冬の三河湾
1999年1月23日

名鉄の2DAYフリーきっぷを利用して、三河湾の船旅に出かけた。2DAYフリーきっぷは、名鉄と関連会社が2日間乗り放題で、関連会社の中には伊勢湾・三河湾に多くの航路を持つ名鉄海上観光船も含まれる。料金は大人2,700円で上手に利用すればかなりお得の切符である。

(1)大鴇5
(蒲郡〜西浦〜日間賀島〜篠島〜伊良湖)

ニッポンチャレンジ
ベースキャンプ
蒲郡港の大鴇5

蒲郡港は、JR、名鉄蒲郡駅から歩いて5分の場所にある。乗り場の隣はアメリカズカップに挑戦するニッポンチャレンジチームのベースキャンプである。
名鉄海上観光船の蒲郡〜鳥羽航路は、愛知県蒲郡、西浦の温泉地と三重県鳥羽の二つの代表的な観光地を結ぶ便利な航路ではあるが、乗客数の減少からか蒲郡を出港する便は1日2便で、鳥羽まで行く直通便はその内1便のみである。偶然にも今回乗船した大鴇5の船長は東海地区の客船史に詳しい山本船長で、運航の合間に興味深い話しを聞くことができた。三河湾・伊勢湾を初めとして瀬戸内海など、日本全国の客船、フェリー航路の減少は山本船長と私の共通する寂しい現状である。

(2)フラワーライン
(伊良湖〜師崎)

伊良湖港に入港する
フラワーライン
釣客を乗せ出港する
みずなぎ(神島観光船)

伊良湖港は、鳥羽や知多半島への高速挺やフェリーの発着場として、また渥美半島を陸路来た観光客の休憩所として休日は賑わっている。
小説「潮騒」の舞台として知られる神島へは、釣船タイプの神島観光船が就航している。

(3)鴇3
(師崎〜日間賀東)

師崎港を出港する
はまつばき

知多半島の先端に位置する師崎港からは、定期航路のフェリーや高速挺が頻繁に出入港を繰り返す他、チャーター便や海上タクシー、旅館・民宿の専用船など様々な船が行き来する。

(4)イーグル3
(日間賀東〜河和)

日間賀東港に入港す
るイーグル3

たこ
のお出迎え
網の上に干された
たこ

三河湾に浮かぶ日間賀島、篠島は、たこの産地として有名である。
冬場は、ふぐ料理が名物で、旅館や民宿は名古屋近郊からのふぐ目当ての観光客で賑わう。



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