海の日のつどい(2017)
懐かしの昭和の船 大集合
(2017/7/29)

海の日のつどい 於名古屋港ポートビル

名古屋港ポートビルで、毎年恒例の「海の日のつどい」(航海クラブ東海支部・名古屋港友の会)を開催しました。24名の出席がありました。

今年は「懐かしの昭和の船 大集合」と題して、出席者の皆さんから昭和の船の想い出を語って頂きました。また、最新のクルーズ乗船記の紹介もありました。


懐かしの昭和の船 大集合

①渡辺正高さんの懐かしの昭和の船

ぶらじる丸やあるぜちな丸(後のにっぽん丸)には、国内航路で何度も乗船した。(渡辺正高さん)

ぶらじる丸 S44.4.23 名古屋港 にっぽん丸 世界一周 S48.2.14 横浜港

べるげん丸 S47.7.22 名古屋港 あめりか丸 S52.5.3 名古屋港

②柴田さんの懐かしの昭和の船

初めて乗船した外国客船がコーラルプリンセスだった。(柴田さん)

当時のパンフレット 香港のコーラルプリンセス

③渡辺輝夫さんの懐かしの昭和の船(乗船した船)

弓削商船高等学校(現 弓削商船高等専門学校)で練習船実習の後、社船実習として乗船したのが大阪商船「しかご丸」。
卒業後そのまま入社した大阪商船で様々な航路の船に乗船し、「船乗りになって世界中を巡りたい」が叶えられた。(渡辺輝夫さん)

乗船した船 しかご丸 ニューヨーク航路定期貨物船
昭和35年乗船

④牧野さんの懐かしの昭和の船

昭和の時代には、船の傍まで近寄れて、外国船員と会話したり、船内を見学させてもらうことがあった。(牧野さん)

メキシコの帆船 マリガランテ号 
S63年 名古屋港 
昭和の金城埠頭

⑤沼田さんの懐かしの昭和の船

改装工事をしていたサーキュラ・キーの客船ターミナルは、当日朝ギリギリで工事が完了でき、初入港のロイヤルプリンセスを迎えることができた。(沼田さん)

ロイヤルプリンセス S62.3.12 シドニー港 キャンベラ S62.2.18 シドニー港

⑥久野さんの懐かしの昭和の船

船上で子育てしながら、夫婦で湾内の貨物船を運航してきた。昔の船にはトイレが無く、用足しが大変だった。新造船建造の時、最優先でトイレを作ってもらった。

昭和初期の持ち舟 船上で子育て

⑦只腰さんの懐かしの昭和の船

S61年(1986年)にニューアムステルダムの西カリブ海クルーズに乗船した。当時3隻(ロッテルダム、ニューアムステルダム、ノールダム)だったホランドアメリカラインの所有船が今や16隻。ホランドアメリカの盛況振りを実感する。(只腰さん)

当時のパンフレット

⑧ふなむしの懐かしの昭和の船 憧れの豪華客船4隻

平成元年はクルーズ元年と呼ばれている。昭和の客船は「豪華客船」だった。
初めて見に行った豪華客船はキャンベラ。カラー図鑑に載っていた憧れの船だった。

初めて豪華客船に対面
キャンベラ号 S47.3.10 神戸港

QE2が初入港した時には、神戸港は大騒ぎだった。2日間で見物客は20万人。神戸を去る時には3万人の中の1人としてポートアイランドから見送った。

QE2 神戸港初入港 S50.3.5 QE2 名古屋入港 1999.3.6

「QE2よりもっと豪華」だと言われたロッテルダムは何度も撮影に通いました。S61年は神戸を朝出港して瀬戸内海を通ると言うので洋上での撮影に挑みました。前日夜、加藤汽船のはぴねすで高松に行き、朝高松を出るジャンボフェリー船上から撮影しました。高松出港後まもなくすれ違う予定でしたが、ロッテルダムが遅れ、家島沖でようやく撮影できました。急病人を下ろしたのが遅れた理由だったとのことを後から知りました。

播磨灘を航行するロッテルダム
S61.2.8
洋上ホテルになったロッテルダム
(ロッテルダム港)
2009.5.4

ロイヤル・バイキング・ラインは無くなっても、ロイヤル・バイキング・ラインのフリートは今も健在です.。

ロイヤル・バイキング・スターと金鯱
S61年 名古屋港
BLACK WATCH(元R.V.STAR)
2008.8 
スペイン・バルセロナ