セイルドリル見学航海
(2011/11/5)

練習船「鳥羽丸」
(鳥羽商船高専)
総トン数244トン,全長40m

帆船 「日本丸」「海王丸」が名古屋港に寄港し、二隻同時にセイルドリル(総帆展帆)を実施しました。 私は鳥羽商船高専の「鳥羽丸」船上からセイルドリルを見学しました

日本丸 海王丸

太陽が出ると逆光になるので、生憎の曇天でしたが岸壁からの撮影には都合が良かったかもしれません。 

セイルドリル前の静かな海王丸

セイルドリル開始の時間が近づくと観客の数も増えて来ました。


ここ数年、帆船の入港のタイミングに合わせて鳥羽丸も名古屋港にやってきています。 船内公開や体験航海の他、船上からセイルドリルを見学する航海を実施しています。 鳥羽丸は水族館の南の岸壁に接岸です。

出航前の鳥羽丸

募集人員70名に当選した人が受付を済まし、鳥羽丸に乗船しました。

船首から 学生さんに見送られて出航

岸壁の学生さんの「帽振れ」に見送られて鳥羽丸は岸壁を離れました。 女子学生が年々増えているように感じます。

海王丸(左)、日本丸(右)

海王丸と日本丸には、それぞれ2隻のダグボートがついて、両船が風で動かないように岸壁に押し着けます。 

展帆開始で、実習生が一斉にマストを昇り始めました。 仲間であり、ライバルであり、日本丸と海王丸の競争の始まりです。 同じ船の中でも、各々のマスト間での競争です。

展帆開始

鳥羽丸のブリッジには航海訓練所の方が乗船していて、展帆や船の解説をしてくれました。 マストやヤードの名称、帆を張る順番、マストが傾いている理由、日本丸と海王丸の違いなど。専門的ながら分かりやすい解説でした。 帆船以外の話をありました。 現在の日本人船員事情や、近くの岸壁に停泊していた穀物運搬船の話など。 
「撮影の邪魔になるダグボートですが、セイルドリルでの役割は重要。」 「ダグボートの乗組員も彼らの先輩。 実習生の訓練は先輩により支えられている。」

鳥羽丸のブリッジ

約1時間で、全ての帆が張り終わりました。

海王丸

セイルドリルに合わせて多くの船が集まってきました。 「リバートレイン」は納屋橋発の見学クルーズです。 先週、七里の渡しクルーズで乗船した船です。

リバートレイン ぽーとおぶなごや2
(名古屋港港務艇)

鳥羽丸の乗船者は、ブリッジ上のトップデッキからセイルドリルを見学できます。 ブリッジや教室への出入りも可能です。

トップデッキから2隻の優美な姿を堪能する

MILOSは名古屋港の遊覧船兼水上バスですが、セイルドリルの時はちょっと寄り道してを見学させてくれます。 

MILOS あいち(愛知県警)

海王丸のヤードはほぼ真横なのに対して、日本丸のヤードは風を右側から受けて走るスターボード・タックの状態になっています。

日本丸

セイルドリルとは無関係の船も見られました。

東山ガーデン1
(金城ふ頭行き水上バス)
みずほ
(海上保安庁)

帆をたたみ始めましたが、鳥羽丸のデッキには雨粒が落ちてきました。 

海王丸 日本丸

縮帆が進むと、海王丸のタグボートが先にお役ご免になり、引き続いて日本丸のタグボートが離れて行きました。

鳥羽丸のデッキの乗船客も雨を避けて少なくなりました。

鳥羽丸のトップデッキ 階下のデッキ

帆をたたみ終えると、再び実習生がマストに昇り、帆をロープで縛ります。

マストを登る実習生

縮帆作業が完了する前に、鳥羽丸は岸壁に引き返しました。

海王丸(左)、日本丸(右)

鳥羽丸は約3時間の見学航海を終えて岸壁に戻りました。

航海終了

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