セレナーデ2 ライン河クルーズ
(2010/4/29-5/5)
(3)セレナーデ2の船内

SERENADE2(オランダ)
総トン数 1,700トン 全長110m 全幅11.4m
全高8.5m(操舵室を下降させた場合6m)
喫水1.5m
乗客定員137人 2007年就航


(1)寄港地の紹介(アムステルダム〜ユトレヒト〜アーネム〜ケルン〜ボッパルト〜リューデスハイム)
(2)寄港地の紹介(マンハイム〜ラシュタット〜ブライザッハ〜バーゼル)
(3)セレナーデ2の船内(このページ)
(4)ライン河で出会った船



ライン河を航行するクルーズ客船は、閘門の大きさ(長さ、幅、高さ)の制限があるので、どの客船もほとんど同型の船型です。セレナーデ2もその例に漏れず、典型的なライン河クルーズ客船の船型です。
セレナーデ2は3層のデッキを持っていて、2階の前方にレストラン、3階の前方にラウンジがあります。他にサウナ・フィットネスルーム、多目的ルームがありますが小部屋です。
船内ではチップは不要です。バーでの飲み物にもサービス料は掛かりませんでした。船内での支払いは最終日に精算でしたが、電波状態が悪くカード決済ができず、現金で支払いました。


【レストラン】

レストランの席は自由席でした。今航海の乗客は定員の約半数なので余裕があります。

朝食はブッフェ式で、和食も用意されています。オムレツや目玉焼きは、注文に応じてその場で焼いて貰えます。担当のコックさんが愛想の良いお兄さんで、乗客とのやりとりを聞いていると思わず笑ってしまいます。

昼食はカレーバイキングや、和食のお弁当など、趣向を凝らした内容です。このツアーは上陸時の観光付きだったので上陸時の食事も料金に含まれています。キューケンホフ公園の観光の日は、稲荷ずしの弁当+バナナの妙な組み合わせでしたが、内容、量ともに、”サンドイッチの方が良かった”が多くの方の感想でした。

夕食は、メイン料理が肉か魚のどちらかを1皿選ぶ日と、魚と肉が両方出るフルコースの日がありました。フルコースの日は魚と肉の間に口直しのシャーベットも出ました。量は日本人に合わせた分量です。内容は日本のクルーズ船のレベルには至っていません。もう少し塩味を抑えてくれると良かったのですが。サラダやフルーツ、チーズは、中央のカウンターに用意されていて、セルフサービスです。


 窓が大きくて明るいレストラン 乗組員が勢ぞろいした”さよなら夕食会”



【ラウンジ】

ラウンジは落ち着いた雰囲気です。バーが設置されています。 

見晴らしが良いこのラウンジから見る 朝のライン河は最高です。ラウンジの前方には狭いながらもオープンデッキがあり、外の新鮮な空気に触れ、鳥の囀りを聞くことができます。コーヒー、紅茶は24時間セルフサービスで飲むことができます。クッキーも置いてあります。朝レストランがオープンする前にラウンジにパンが届けられます。毎朝ここで焼きたてのパンを食べるのが日課になりました。いつも同じ顔ぶれの方達と一緒でした。

ラウンジ

ウェルカムパーティーやフェアウェルパーティも、このラウンジで開催されました。船長の挨拶と、主要乗組員の紹介などはお決まりのスタイルです。乗組員は東欧を中心に多国籍です。船が小さく乗組員の数も少ないので、船長さん自らブリッジで操船していました。

ウェルカムパーティー フェアウェルパーティ

パーティ以外のイベントでは、ビンゴ大会とチターの演奏会が開催されました。チターは、来日経験のあるドイツ人ミュージシャンの演奏でした。「第3の男」の主題歌や、リリーマルレーンなど、なじみのある曲を演奏してくれました。

トミー・テマーソンさんのチター演奏


【キャビン】

セレナーデ2の多くの客室は同じ間取りで広さは16uです。(他に、間取りが広いスイート4室、シングルルーム4室があります)。 
2階と3階の客室は、足元から天井までの大きな窓があって開閉可能です。1階の客室は壁の上方に窓があって水面が直ぐ傍に見えます。横を別の船が通ると迫力があります。”先代にっぽん丸の水族館”(下層デッキの部屋)を思い起こします。

セレナーデ2のベッドは硬さが程よく、客船のベッドの中では一番寝心地が良かったです。

セレナーデ2の客室の特徴は、全室バスタブがあることです。さらにシャワーブースがあって、バスルームは充実しています。但し、トイレはシャワートイレではありません。 
クローゼットはちょっと小さめですが、この船では多くの衣装は必要ないので十分かもしれません。壁に帽子や上着を掛けるフックがあると便利なのですが。
冷蔵庫と、ポットがあり、ティーパックが用意されています。

部屋の掃除は1回/1日だと思います(ちょっと不確かです)。ランドリーサービスが可能ですが、利用しませんでした。 

1階の客室


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