ラプソディ・オブ・ザ・シーズ
(韓国・中国クルーズ)
(2008/4/25〜4/30)
(2)船内の紹介


(1)寄港地の紹介(神戸〜博多〜釜山〜済州島〜上海)
(2)ラプソディの船内
(3)クルーズ中に出会った船



Rhapsody of the Seas
(Royal Caribean International)
at Busan
総トン数:78,491トン
全長:279m、全幅:32m
旅客定員:1998名 、就航:1997年
推進方式:ディーゼルエレクトリック


1. Centrum(Main Entrance)

デッキ4から最上階までが吹き抜けになったメインエントランスです。デッキ4のシャンパンバーでは、中国バンドの演奏が行われていました。セントラムの吹き抜けの周りには、ゲストリレーション、フォトギャラリー、インターネットカフェ、図書室等が配置されています。

セントラム 中国バンドの演奏

2. ダイニング

Edelweiss(Main Dining)

ラプソディのメインダイニングは、エーデルワイス(Edelweiss)です。船尾の4デッキ、5デッキの2階建てです。

夕食はオーソドックスな2回制で、午後6時からと午後8時30分です。朝と昼は自由席で、特に指定しないと空いているテーブルで相席になります。

メニューは朝、昼、夜ともに日本語版で用意されていて、要求すれば持ってきてくれます。我々の夕食のテーブルは、日本人のみなので、最初から日本語版が配られました。が、ある夜は誤ってハングルのメニューが配られてしまいました。

夕食のメニューは、前菜、サラダ、メイン、デザートに別れ、スープは前菜の中に含まれます。各々のコースの中には、アジア料理が1品含まれており、それらを連ねたアジア料理のフルコースが別の欄に書かれています。

メインのメニューには、添え野菜としてライスが付くことがありますが、それ以外に、どんぶりに盛った白い御飯がテーブルに置かれて、取り分けることができます。

エーデルワイスの中では、ピアノの生演奏や、各テーブルを廻ってリクエストに応える演奏がありました。しかし、ダインニング全体で盛り上がる趣向がなかったのが残念です。

メインダイニング(Edelweiss)

Windjammer Cafe(Casual Dining)

ビュッフェスタイルダイニング ウィンジャマーは、最上階 デッキ9の船首にあります。ほとんどのクルーズ客船では船尾に設けているので、極めて珍しい配置です。

朝、昼、夕食ともに、ウィンジャマーで取ることができます。午後の軽食もウィンジャマーですが、夜食はソラリアムで供されます。

一般的なビュッフェ料理の他、おかゆ、点心類の豊富な中華メニューがありました。また、キムチ、巻き寿司、やきソバなどのアジア料理も用意されていて、選択肢は豊富です。

利用時間が集中する事が多く、タイミングによっては凄い混雑です。座席は無いし、料理を取りに行くのも戦争です。しかし、ちょっと時間を外すと途端に空き始め、ゆったりと食事ができました。

他の船のビュッフェスタイルダイニングでは、トレイに載せて運ぶのが通常ですが、ラプソディではトレイが用意されていません。お皿のまま運びます。これは、混雑対策?

ビュッフェスタイルダイニング
(Windjammer Cafe)

Cafe Latte tudes

利用する機会はありませんでしたが、有料でエスプレッソ系コーヒーとアイスクリームを提供しています。飲み物を注文するとケーキ、スナック類は無料で食べられます。

Cafe Latte tudes

まとめ

今回同席した方々の中には、外国船が初めての方がいましたが、「日本船の食事と比べるとねえ・・・」の評価でした。
同じ外国船でも、私が昨年乗船したホランドアメリカと比べても、ちょっとレベルが落ちるかなあと思います。

食後のコーヒにカプチーノを注文したら、別料金でした。メニューに書いてあるのに何故有料と思ったのですが、後で確認したら注意書きがありました。 外国船でもサービスレベルはそれぞれです。

ガラ・ビュッフェが開催されなかったのが残念です。ひょっとして私が乗船する前に開催されたのかもしれませんが(もっと残念)

ロイヤルカリビアンの新しい船には、有料の特別レストランがありますが、ラプソディにはありません。一週間のクルーズでは特別レストランに行く機会も少ないのですが、あれば選択肢が広がります。

ルームサービスは利用したことがありませんが、ロイヤルカリビアンでも、昼食、夕食のメニューがルームサービスで食べられます。


3. Brodway Melodies Theater(Main Theater)

乗船中の5夜のショーは、プロダクションショー2回、マジックショー1回、メキシカンショー1回、映画1回でした。 英語圏でのクルーズではないので、北米のクルーズでよくあるコメディーショー、ものまねショーの類は、プログラムから外されています。

残念な事に、プロダクションショーのうちの1回が、延々待たされたあげく、機器の故障でキャンセルになってしまいました。別の食事時間用の回(セカンドシッティング用)は無事上演できていたので(最後の場面だけ見られた)、なおさら残念です。

過去のクルーズでもショーがキャンセルになることがありましたが、必ず別の日に再スケジュールして上演していました。今回は修理が間に合わなかったか、日程の調整ができなかったのでしょう。

Brodway Melodies Theaterの全景
メキシカンショーの出演者 Brodway Melodies Theaterの入口


4. ラウンジ

Shall We Dance Lounge

ラプソディで最大のラウンジが、Shall We Danceラウンジです。 主に社交ダンス用に使われていましたが、踊っている人は少なく、ラウンジも空席が目立っていました。

ウエルカムパーティは我々の乗船前に開催されていて、また、フェアウエルパーティは無かったので、通常のパーティに出席する機会はありませんでした。
唯一、リピータ用のパーティがこのラウンジで開催され、キャプテン主催のパーティに出席する事ができました。
リピータの特典は、このパーティーへの招待の他、プレゼント(今回はトートバック)、船内での割り引きクーポンです。

最後の夜は、シアターでショーを演じているシンガーとダンサーが演じてくれるというので楽しみにしていましたが、僅か2曲のみで早々に退場してしまい、私の期待は消化不良に終わってしまいました。

Shall We Danceの入口 リピーターズ パーティ

Schooner Lounge & Moonlight Bay Lounge

デッキ6の後部に、右舷側にスクーナーラウンジ、左舷側にムーンライトベイラウンジがあります。
スクーナーラウンジは、主に英語を話す乗船客用のプログラムになっていました。ムーンライトベイラウンジは中国語、韓国語を話す乗船客用にカラオケ中心のプログラムになっていました。ムーンライトベイラウンジの隣の会議室では麻雀のパイの音が賑やかでした。

Schooner Lounge Moonlight Bay Lounge

Viking Crown Lounge

バイキングクラウンは、ロイヤルカリビアンの外観上の大きな特長です。ラプソディのバイキングクラウンは、ファンネルと独立した構造です。夜はディスコ会場となりますが、覗いてみませんでした。

Viking Crown Lounge

Casino Royale

神戸から博多までの間は日本の法律が適用され、カジノはクローズでした。カジノを含め船内の通貨はドルですが、カジノではシーパスカードでドル(現金)を入手できます。

ビンゴはシアターで開催されました。 ラプソディのビンゴは、通常の(25マスの)スタイルではないので、どうなればビンゴになるのか戸惑いました。賞金額が少なかったように思いますが、船側の儲け?

Casino Royale

Internet Cafe

インターネットカフェは、1分$0.5で利用できますが、日本語フォントがインストールされておらず、初期画面から文字化けでした。多くのラウンジでは無線LAN(WiFi)が利用でき、同じ料金でインターネットへのアクセスが可能です。


5. スポーツ&フィットネス

Solarium

ソラリアムは落ち着いた屋内プールエリアです。
ソラリアムのカフェでは、毎夜、夜食(ピッツア、ハンバーガー、パウンドケーキ、フルーツなど)が食べられます。

Solarium

Fitness Center

ラプソディのフィットネスジムは船尾にあり、航跡を見ながらのトレーニングになります。最近の大型船に比べると狭さは否めず、特にスタジオプログラムは、混雑してぶつかる程でした。ヨガなど一部のプログラムのみ有料です。

Fitness Center

The Wall(Rock Climbing)

船上ロッククライミングは、ロイヤルカリビアンが元祖でしょう。ヘルメットやシューズを貸してくれます

船上ロッククライミング

各種のスポーツプログラムに参加するとVitality Reward が貰えます。集めると船のグッツと交換して貰えます。残念ながら、今回は終日航海日がなくてあまり溜まらず、1枚から交換可能なキーホルダーしか貰えませんでした。


6. キャビン

a私のキャビンは窓付きの最廉価のタイプで、2デッキの船首よりにあります。 エレベータが直ぐ近くで便利な位置でした。
広さは標準的で、十分な収納スペースがあります。 ベッドの高さが少し低かったので、トランクをベッドの下に入れられませんでした。

テレビは、番組をみるだけのシンプルなタイプです。衛星放送のニュース番組、映画、船内の案内、船の運航状況などです。デッキのどの方向から風が吹くかが表示されていました。

バスルームは、シャワーのみで、バスタブはありません。 水圧が低くいのが気になりました。能力の問題か? 省資源からか? 
シャワーはカーテンで仕切られていました。最近のロイヤルカリビアンで多い、アクリルのブースタイプが私の好みです。

他のクルーズ船と同様に、歯ブラシや歯磨きはありませんでしたが、「必要な場合は係りに申し出てくれ」との説明書きがありました。

アウトサイドのキャビン タオルで作った、象と蛙?

私のキャビンに備え付けの説明書には、日本語の説明がありませんでしたが、別のキャビンの説明書には日本語の説明があったらしい。客室係が間違ったかもしれません・

船内の案内放送は、英語、中国語、韓国語で行われます。時折、日本語の案内も入りましたが、常時ではありません。

船内新聞は、船内で持ち歩くためのポケットサイズのみ日本語版がありますがで、本紙の日本語版はありません。

船内新聞 本紙英語版(表) 船内新聞 本紙英語版(裏)

船内新聞 ポケット版日本語(表) 船内新聞 ポケット版日本語(裏)

X. まとめ

a私がラプソディのクルーズを評価する場合、@昨年のザイデルダム アラスカクルーズ、Aラプソディと同じRCIのナビゲータのカリブ海クルーズ B前回中国を訪問した時のクリスタル・ハーモニーのクルーズ が比較対象のクルーズとなります。

残念ながら、そのどれとを比べてもラプソディのクルーズは満足度が落ちてしまいます。

今回のクルーズで私の乗船した区間(今回は区間乗船だった)は、終日航海日がなく、毎日寄港地に上陸して観光する日程でした。クルーズ(船上生活)を楽しむというより、むしろ交通機関としての役割の方が大きかったように感じます。観光目的の人にはそれで良いのでしょうが、日本から韓国や中国を観光するのが目的だったら、飛行機を利用した方が便利です。ラプソディのクルーズは、日本船のクルーズと比べて割安ですが、それでも飛行機のツアーと比べると遥かに高いです。わざわざクルーズ船を利用するメリットは少ないと思います

寄港地の観光は、ほとんど全部が見物型のツアーです。日本人にとっては、韓国や中国は海外旅行先としてポピュラーであり、何度も訪問した人も多いと思います。 これらの人を満足させ、リピーターにするためには、体験型のツアーも追加して選択肢を広げることが必要だと思います。エステやゴルフは、その候補になるかもしれません。
船主催のツアーは、英語と中国語のツアーでした。 日本人が多い場合は日本語のツアーも用意して頂きたいです。 

ラプソディと同じ会社の「ナビゲータはもっと楽しかったのに」が感想です。兎に角、盛り上がりに欠けました。 陽気ではない、アジア人中心の乗船客ではやむを得ない事かもしれません。 が、相対的に船内のイベントが少なかった様に感じますし、船側の努力も足りないと感じます。 大げさな事でなくても、メインダイニングで乗船客が一体感が持てるイベントがほしいです。それがクルーズの良さだと思うます。 昨年のザイデルダムはバーベキューが好きでした。 アジアクルーズなら、デッキで屋台を出したら楽しめると思います。

ラプソディのメインショーは、言葉が解らなくも楽しめるように配慮されたショーでした。 機器の故障によるプロダクションショーのキャンセルがなければ、及第点があげられたのに残念です。  夜の音楽演奏は、ラウンジによって英語と中国語のプログラムに分かれます。 英語だけなら、音楽のジャンルによってラウンジが使い分けられるところです。 私にとっては後者の方がメリットが大きいです

来年は、外国船による日本発着のクルーズは実現するでしょうか。 日本発着のクルーズだったら、日本語サービスも充実させる事でしょう。 今回の日本人の数でも無理でしょうか。

クルーズ元年と言われた平成元年から、もうすぐ20年になりますが、日本のクルーズ人口は一向に増えていない様です。 クルーズ客船が4隻で、その多くが世界一周をやる状況では、日本のクルーズ会社には期待ができません。

我々が新時代の到来と期待した「ふじ丸」の登場が、間違いの始まりだったかもしれません。

それまで日本でも、中古の客船で廉価のクルーズが提供されていました。 「船はハイレベルになって、ちょっと料金が上がるかなあ」 が「ふじ丸」に対する予想でしたが、発表された処女航海は、想像を遥かに超える料金だったと記憶しています。 高料金が定着した今から考えると、当たり前の料金になってしまいましたが、あの時の「料金が高い」と感じる感覚が正しかったのでないかと思います。 
その後の海外のクルーズが廉価、大衆路線を歩んでいるのに、日本船のクルーズは「ふじ丸」の料金を標準料金のようにして、高値定着化してしまいました。

「ふじ丸」を建造せずに、中古客船の廉価クルーズを継続していれば、クルーズ人口が劇的に増えて、今頃、日本の船会社や造船所は新造客船ラッシュになっていたかもしれません。


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