名古屋港遊覧船「金鯱」引退
2000年4月4日

金鯱(名鉄名港遊覧船)
総トン数:196トン
全長:21m
建造:1995年

独特の姿で評判だった名古屋港の遊覧船「金鯱」が4月2日(日)17時発の便を最後に引退した。1986年から運行していた先代「金鯱2」と合計すること14年間名古屋港を行き来した金色の鯱がいなくなったことになる。

最終日は乗り納めの乗船客で賑わった

この日の名古屋港は曇り空で、金色の大きな鯱に春の陽を浴びることはできなかったが、「金鯱」の引退がテレビで紹介されたこともあり、最後の航海は家族連れを中心に賑わった。
特にセレモニー等はなかったが、テレビ局が翌朝の番組用に乗船客にインタビューをしていた。

平成1
総トン数:245トン
全長:30m
建造:1989年

4月3日(月)からは、チャータークルーズを主に運行している「平成1」が港内遊覧船にも就航する。
「名古屋港の遊覧船は面白くない。」との意見が多い。コンテナ船やカーフェリー等が見られるエリアは名古屋港の南西部分にあり、「金鯱」が航行していた名古屋港北部にはほとんど船が停泊していないのが通常である。今後の願いは、「平成1」の高速性を活かし、名古屋港の生きた姿が見られる名古屋港南部にまで足を延ばすことである。


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